第46回キャラクター短編小説コンテスト「余命×純愛」
受賞作発表
最優秀賞
なに色? 教えてよ
くじら / 著
【講評】
事故で左腕を失い、母を亡くした梨久。人生にうんざりし自殺をはかるが、偶然居合わせた少女・祈莉に止められる。彼女は眼が見えないが、明るく前向きに生きていて、そんな彼女に梨久は惹かれていく。しかし、彼女の眼の病気は命をも脅かすもので…。
左腕がないというコンプレックスを抱え、生きづらさを抱えている主人公が、同じように弱さを抱えながらも自分とは正反対に明るく生きる少女と出会い、だからこそ強く結びつく部分が魅力的だなと感じます。弱いふたりだからこそ、互いにとって互いが必要であり、そこに居場所を見つけていく姿には胸を打たれました。死によってその恋が終わってしまう部分も切なく素敵ですし、点字のギミックも本作のオリジナリティとして楽しんで拝読しました。素敵な作品をありがとうございました。
優秀賞
P.S.桜のしたで君を待つ。
如月深紅 / 著
【講評】
自分の思ったことを素直に言えない花宮すみれは、クラスメイトから仕事を押し付けられたりしても断れない。加えて、母親が厳しく毎日が息苦しかった。そんな時すみれを救ってくれたのはクラスメイトの梵藍琉だった。「花宮って真面目だよな。そんなに頑張ってつかれない?」その一言から、すみれは藍琉に惹かれていくが藍琉の余命がわずかだと知って――。
すみれの想いを理解し気遣ってくれる藍琉は素直にカッコよく、惹かれていくすみれにも共感しました。そして、物語序盤で出てくる桜の木のシーン、印象に強く残りました。ラストシーンですみれに残された手紙の最後のメッセージ(タイトルにもなっていますが)は序盤で印象付けた桜のシーンがあってこその感動でした。すごく綺麗な物語だったと思います。
今回のテーマは『余命×純愛』です。
余命わずかでの初恋や、突如振りかかる余命など、期限付きの儚い恋の気持ちを描いてください。主人公の年齢は10代から20代前半でアオハル要素もありつつ、ラストでは思わず涙が流れるような感動的な作品を期待しています。
テーマに沿ったものであれば、既存作品でのエントリーもOK!
ご応募お待ちしております。
応募要項
賞 | 最優秀賞(1作) 商品券1万円 優秀賞(作品数未定) 商品券3千円 さらに、受賞作品については書籍化の検討もさせていただきます。 また受賞作家様に今後サイトに投稿いただく作品は、書籍編集部にて優先的にチェックさせていただきます。 |
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応募資格 | 不問(プロ、アマ、年齢等一切問いません) |
応募方法 | STEP1 エントリーしたい作品の【作品編集】から、【設定】画面のコンテスト応募、ノベマ!第46回キャラクター短編小説コンテストを選択します。 STEP2 エントリーする作品のあらすじを入力してください。 STEP3 ページ最下部の【設定を保存する】ボタンを押すとエントリー完了です。
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原稿枚数 | 「ノベマ!」上で、作品本文を文字数3万2千字以内に収めてください。 (1ページの最大入力可能文字数は10万文字です。) ※あらすじの文字数(400字程度)分については、審査時はカウントいたしません。 |
対象 | 応募サイト「ノベマ!」に投稿された作品 以下に該当する作品のエントリーは不可となります。
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注意事項 |
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スケジュール |
※エントリー多数につき、より厳正な審査を行うため、誠に勝手ながら結果発表を4月上旬に変更させていただきます。ご応募いただきました皆様には大変恐れ入りますが、何卒ご了承くださいませ。(2024/3/12追記) ※スケジュールは変更になる可能性がございます。 |
審査について | 審査員 スターツ出版 書籍編集部 審査方法 すべての応募作品を読んだ上で、総合的観点から審査いたします。 |
諸権利 | 受賞作品の出版権、雑誌掲載権、インターネット上への掲載権、コミカライズ権、映像化権等は、スターツ出版株式会社に帰属します。受賞作品の全部または一部を、スターツ出版が発行・運営する紙面、インターネット・スマートフォン向けサイトに掲載することがあります。 |
今後の開催テーマ
3月 離婚から始まる和風恋愛ファンタジー(仮)
※テーマは変更になる場合があります。