2025年11月発売のスターツ出版文庫

――僕は誰を選べばよかったのか。
読者の選択で物語のラストが変わる。
私を選べばよかったのに
[原題]あの日の僕ら
私を選べばよかったのに
スターツ出版文庫アンチブルー
発売日:
2025/11/28
定 価:
869円(税込)
此見えこ /著
イラストレーター:ykn
あらすじ
直紀は高2の春に出会った風変わりな美少女・柚を自殺に追い込んでしまう。彼女の怯える目と手首に巻かれた白い包帯。どこか放っておけないと優しく接する直紀に、柚は深く依存していた。彼女が死んだ日、直紀は柚、そして天真爛漫な同級生・みな、真面目な級友・明李からも「一緒に帰ろう」と誘われていた。その時の選択が直紀たちの未来を大きく変えることになるとも知らず、直紀は××と帰る選択をする――。柚・みな・明李、あの日誰と帰れば君を救えただろう。読者の選択で結末が変わる3つの歪んだ純愛物語。
著者コメント
こんにちは、此見えこです。本作は途中で物語が分岐し、読者の方の選択によりそれぞれまったく違う結末へと辿りつく、"読むだけじゃない”本となっております。内気な後輩、天真爛漫な同級生、真面目なクラスメイト。あなたは誰を信じ、なにを選びますか?「選ぶ」読書、楽しんでいただけたらうれしいです。
「今日も一緒に帰るよな?」
友達になった人気者が、人間じゃなかった話
[原題]清永雷はたぶん人じゃない
友達になった人気者が、人間じゃなかった話
スターツ出版文庫アンチブルー
発売日:
2025/11/28
定 価:
781円(税込)
イラストレーター:510
あらすじ
「久世くん、おもしろっ」久世葉月の退屈な日常は、人気者・清永雷によって終わりを迎える。顔も頭もよくて、スポーツさえ万能。学校中の誰もが知っている存在。葉月は思いがけず、そんな雷と友達になる。しかし、葉月だけが気づいてしまった。雷の正体が明らかに人間ではない、異形の存在であることに。自身の気づきを悟られてはいけない。でも、雷といたい。平静を装いながら雷と過ごす葉月だったが…。二人の関係を揺るがす、更なる事件が起きて――。たった2ヶ月、でも、何より濃い、ひと夏の異常な日常の物語。
著者コメント
こんにちは。夏越リイユです。約2年ぶりの新刊となる本作は、ほんのりと漂う不穏の中に唯一無二の友情が輝く、鮮やかな青春ストーリーに仕上がりました。普通でいたくて我慢と鬱屈を重ねる主人公・葉月と、普通ではないことが当たり前の友人・清永。ふたりがふたりだけのやり方で絆を深めていく物語を、一緒に見守ってもらえましたら嬉しいです。
生まれたことさえ否定された私が、こんなに幸せになっていいの?
姉の身代わりに生贄となったはずの私が、鬼の花嫁として愛されています
[原題]姉に差し出された生贄の少女は、気高き鬼の愛を知る
姉の身代わりに生贄となったはずの私が、鬼の花嫁として愛されています
スターツ出版文庫
発売日:
2025/11/28
定 価:
792円(税込)
イラストレーター:すがはら竜
あらすじ
倭陽国では忌み嫌われる双子として生まれた結子と華子。醜い痣を持つ妹・華子は、その存在を隠されて、座敷牢で育てられた。そんなある日、華子は家族から姉・結子の身代わりとして、鬼の生贄になることを命じられる。しかし、現れた眉目秀麗な鬼・天満は華子を花嫁にするという。ただの身代わりだったはずが、天満は痣のない姉・結子ではなく華子を、そして華子だけが持つある力を求めていたらしく……。そこに愛はないはずだったが――!?「力などなくていい。ただお前を愛しているんだ」和風シンデレラファンタジー。
著者コメント
今作は、双子×双子。双子ならではのお話を盛り込んでおります。この世に生まれた瞬間から存在を否定され、ことあるごとに虐げられてきた華子。半身に醜いあざを持つ華子は、帝都の嵐を静めるために姉の代わりに鬼への生贄にされて…。冒頭から腹立たしい姉や父が出てきますが、きっちり成敗いたします。もちろん最高の幸せもお約束。一緒に憤ったり幸せに浸ったりしていただけますと幸いです。
無能と冷遇されていたわたしが、『龍』の当主さまの花嫁に――?
序列最下位の最弱令嬢と龍の当主の最愛婚
序列最下位の最弱令嬢と龍の当主の最愛婚
スターツ出版文庫
発売日:
2025/11/28
定 価:
836円(税込)
榊木叶音 /著
イラストレーター:ボダックス
あらすじ
この国には、十二支の力を受け継ぐ一族が存在し、十二の家には厳然たる序列がある。序列最下位“羊”の令嬢・羊垣内伊織は、生まれながらにして能力を持たず、優秀な妹と比べられ、家族から疎まれてきた。ある夜、耐えきれず屋敷を飛び出した伊織は、序列第1位の“龍”の次期当主・九頭竜十夜と出会う。彼はなぜか猛烈に伊織に惹かれ、運命の相手として自らの屋敷へと迎え入れる。「俺の愛しい花嫁」十夜のもとで、死の淵にいた伊織の心は少しずつほどけていく。やがて彼女には、特別な力があると判明し――? 虐げられた令嬢が運命を変える。
著者コメント
はじめまして。榊木叶音と申します。このたびスターツ出版文庫さまで書籍化させていただくことになり、大変嬉しく思います。本作は、十二支の能力を持つ祓い屋の話で、その中でヒロインは序列最下位の「無能」として家族に虐げられて過ごしています。そんなヒロインが、序列一位の最強のヒーローに助けられ、困難を乗り越えた先に幸せを得る「和風シンデレラストーリー」です。ふたりが「最愛婚」になるまで、見守っていただけると幸いです。
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