2024年9月発売のスターツ出版文庫
もう一度だけ、君に会いたい――青い月の奇跡が、君との再会を叶えてくれた
青い月の下、君と二度目のさよならを
イラストレーター:あめのじゃく
- あらすじ
- 『青い光のなかで手を握り合えば、永遠のしあわせがふたりに訪れる』――幼いころに絵本で読んだ『青い月の伝説』を信じている、高校生の実月。ある日、空に青い月を見つけた実月は、黒猫に導かれるまま旧校舎に足を踏み入れ、生徒の幽霊と出会う。その出来事をきっかけに実月は、様々な幽霊の“思い残し”を解消する『使者』を担うことに。密かに想いを寄せる幼なじみの碧人と一緒に役割をまっとうしていくが、やがて、碧人と実月に関わる哀しい秘密が明らかになって――?ラスト、切なくも温かい奇跡に涙する!
- 著者コメント
- いぬじゅんです。この作品は「青い月の伝説」を信じた主人公と幽霊たちとのせつない物語です。ラストの展開にはきっと驚いてもらえるはず。泣きたい方に全力でおすすめしたい作品です。
不登校の私が夜の公園で出会ったのは、自分と正反対のきみだった――。逃げてもいい、きみが教えてくれた。
きみと真夜中をぬけて
イラストレーター:アキヤミ
- あらすじ
- 人間関係が上手くいかず不登校になった蘭。真夜中の公園に行くのが日課で、そこにいる間だけは“大丈夫”と自分を無理やり肯定できた。ある日、その真夜中の公園で高校生の綺に突然声を掛けられる。「話をしに来たんだ。とりあえず、俺と友達になる?」始めは鬱陶しく思っていた蘭だけど、日を重ねるにつれて二人は仲を深め、蘭は毎日を本当の意味で“大丈夫”だと愛しく感じるようになり――。悩んで、苦しくて、かっこ悪いことだってある日々の中で、ちょっとしたきっかけで前を向いて生きる姿に勇気が貰える青春小説。
- 著者コメント
- こんにちは、雨です。この度『きみと真夜中をぬけて』を文庫化させていただくことになりました。本当にありがとうございます。文庫化にあたり、番外編も書き下ろさせていただきました。初めて出会ってくださった方にも、単行本で読んでくださった方にも楽しんでいただけたら嬉しいです。誰かの夜に寄り添えますように。
君が私の世界に、優しい光をくれた
49日間、君がくれた奇跡
イラストレーター:ajimita
- 原作を読む
※小説サイト 野いちご に遷移します。
- あらすじ
- 高校でイジメられていたゆりは、耐えきれずに自殺を選び飛び降りた…はずだった。でも、目覚めたら別人・美樹の姿で、49日前にタイムスリップしていて…。美樹が通う学校の屋上で、太陽のように前向きな隼人と出逢い、救われていく。明るく友達の多い美樹として生きるうちに、ゆりは人生をやり直したい…と思うように。隼人への想いも増していく一方で、刻々と49日のタイムリミットは近づいてきて…。惹かれあうふたりの感動のラストに号泣!
- 著者コメント
- スターツ出版文庫が大好きな皆様、初めまして。晴虹です。この度「49日間、君がくれた奇跡」をスタ文から初めて書籍化して頂くこととなりました。序盤から主人公が自殺するという衝撃的な物語ですが、「生きる」希望、光、死にたいが生きたいへ。読後温かい何かが読者の皆様の心に残りますように。祈りの物語です。ぜひ、よろしくお願い致します。
妹に「無能」と虐げられた姉が鬼の若殿と運命を契るまで――。
妹に虐げられた無能な姉と鬼の若殿の運命の契り
イラストレーター:ボダックス
- あらすじ
- 幼い頃から人ならざるものが視え気味悪がられていた藍。17歳の時、唯一味方だった母親が死んだ。『あなたは、鬼の子供なの』という言葉を残して――。父親がいる隠り世に行く事になった藍だったが、鬼の義妹と比べられ「無能」と虐げられる毎日。そんな時「今日からお前は俺の花嫁だ」と切れ長の瞳が美しい鬼一族の次期当主、黒夜清雅に見初められる。半妖の自分に価値なんてないと、戸惑う藍だったが「一生をかけてお前を愛する」清雅から注がれる言葉に嘘はなかった。半妖の少女が本当の愛を知るまでの物語。
- 著者コメント
- お久しぶりです。小谷杏子です。この度『妹に虐げられた無能な姉と鬼の若殿の運命の契り』を書き下ろし、刊行の運びとなりました。あやかしの世界、かくり世で「無能」と虐げられた少女が鬼の若殿に見初められ愛される物語です。この世界の鬼たちは個性豊かな異能を持ち、その能力を発揮します。また幻想的な風景に黒く渦巻く恐ろしい陰謀まで盛りだくさんな内容となっています!(かわいい猫鬼も出てきます!)どうぞ、よろしくお願いします。
断罪され、国を追われた公爵令嬢から届いた1通の手紙。そこからすべての歯車が狂いだす――
追放令嬢からの手紙~かつて愛していた皆さまへ 私のことなどお忘れですか?~
イラストレーター:中條由良
- あらすじ
- 「お元気にしておられますか?」――ある男爵令嬢を虐げた罪で、王太子から婚約破棄され国を追われた公爵令嬢のリーナ。5年後、平穏な日々を過ごす王太子の元にリーナから手紙が届く。過去の悪行を忘れたかのような文面に王太子は憤るが…。時を同じくして王太子妃となった男爵令嬢、親友だった伯爵令嬢、王太子の護衛騎士にも手紙が届く。怯え、蔑み、喜び…思惑は違えど、手紙を機に彼らはリーナの行方を探し始める。しかし誰も知らなかった。それが崩壊の始まりだということを――。極上の大逆転ファンタジー。
- 著者コメント
- こんにちは、マチバリです。このたび『追放令嬢からの手紙~かつて愛していた皆さまへ 私のことなどお忘れですか?~』をスターツ出版文庫さんで発売させていただくことになりました。今作は悪女として追放された令嬢から届いた手紙で右往左往する人たちが主役の群像劇となっております。自分が信じたいものを身勝手に信じた者たちの末路を楽しんで頂ければ嬉しいです!