2024年5月発売のスターツ出版文庫
「君がいるから生きたいと思えた」
大嫌いな世界にさよならを
イラストレーター:萩森じあ
- あらすじ
- 高校生の絃は、数年前から他人の頭上にあるマークが見えるようになる。嫌なことがあるとマークが点灯し「消えたい」という願いがわかるのだ。過去にその能力のせいで友人に拒絶され、他人と関わることが億劫になっていた絃。そんなある時、マークが全く見えないクラスメイト・佳乃に出会う。常にポジティブな佳乃をはじめは疑っていたけれど、一緒に過ごすうち、絃は人と向き合うことに少しずつ前向きになっていく。しかし、彼女は実は悲しい秘密を抱えていて…。生きることにまっすぐなふたりが紡ぐ、感動の物語。
- 著者コメント
- こんにちは、音はつきです。2023年2月に単行本として刊行された「大嫌いな世界にさよならを」を文庫化していただくことになりました。当時抱いていた青春小説に対する率直な想いや疑問、大切にしたいものを、思い切って詰め込んだ作品です。大嫌いなこの世界でも、みなさんに光を感じてもらえたら嬉しいです。書き下ろし番外編もお気に入りなので、単行本で読んだ方もぜひ手に取ってみてください。
夢を失った僕と、余命半年の君のさよならまでの物語
余命半年の君に僕ができること
イラストレーター:はねこと
- あらすじ
- 絵本作家になる夢を諦め、代り映えのない日々を送る友翔の学校に、転校生の七海がやってきた。七海は絵本作家である友翔の祖父の大ファンで、いつか自分でも絵本を書きたいと考えていた。そんな時、友翔が過去に絵本を書いていたこと知った七海に絵本作りに誘われる。初めは断る友翔だったが、一生懸命に夢を追う七海の姿に惹かれていく。しかし、七海の余命が半年だと知った友翔は「七海との夢を絶対に諦めない」と決意して――。夢を諦めた友翔と夢を追う七海。同じ夢をもった正反対なふたりの恋物語。
- 著者コメント
- 皆さん、こんにちは。日野祐希です。この度、新しい物語を皆さんへお届けできることになりました。約3年ぶりとなる新作は、『余命一年の君が僕に残してくれたもの』と同じ世界・同じ時間に生きるふたりが紡ぐ、もうひとつの恋物語です。新たな主人公である友翔と七海が全力で駆け抜ける日々を、前作と同じく最後まで見守っていただけるとうれしいです。
玲夜に瓜二つの男が現れ、柚子に襲い迫るが…!?「決して離さない。俺の花嫁」
鬼の花嫁 新婚編四~もうひとりの鬼~
イラストレーター:白谷ゆう
- あらすじ
- あやかしの本能を失った玲夜だったが、柚子への溺愛っぷりは一向に衰える気配がない。しかしそんなある日、柚子は友人・芽衣から玲夜の浮気現場を目撃したと伝えられる。驚き慌てる柚子だったが、その証拠写真に写っていたのは玲夜にそっくりな別の鬼のあやかしだった。その男はある理由から鬼龍院への復讐を誓っていて…!?花嫁である柚子を攫おうと襲い迫るが、玲夜は「柚子は俺のものだ。この先も一生な」と柚子を守り…。あやかしと人間の和風恋愛ファンタジー第四弾!!
- 著者コメント
- こんにちはクレハです。このたび無事に新婚編四巻を出すことが叶いました。本当にありがとうございます!富樫先生作画のコミックと同時発売となっておりまして、両方の表紙には藤の花が描かれております。今回は前巻から続く謎が解かれる場面もあり、さらには以前企画された子鬼ちゃんの命名シーンもありますので、楽しんでいただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
復讐から始まる後宮溺愛シンデレラ
冷血な鬼の皇帝の偽り寵愛妃
イラストレーター:御子柴リョウ
- あらすじ
- 鬼の一族が統べる国。紅白雪は双子の妹として生まれたが、占い師に凶兆と告げられ虐げられていた。そんな時、唯一の味方だった姉が後宮で不自然な死を遂げたことを知る。悲しみに暮れる白雪だったが、怪しげな男に姉は鬼の皇帝・胡星辰に殺されたと聞き…。冷血で残忍と噂のある星辰に恐れを抱きながらも、姉の仇討ちのために入宮する。ところが、恐ろしいはずの星辰は金色の美しい目をした皇帝で!? 復讐どころか、なぜか溺愛されてしまい――。「白雪、お前を愛している」後宮シンデレラストーリー。
- 著者コメント
- こんにちは、望月くらげです。このたびは『第35回キャラクター短編小説コンテスト』の受賞作を書籍化していただけることとなりました。双子の姉である瑞雪の死の真相を探るべく後宮に宦官として潜入した妹の白雪が、鬼の皇帝である星辰に愛されていくお話です。ぜひ白雪と一緒に星辰からの溺愛にドキドキしてもらえると嬉しいです!