早く朝にならないかな。
ポンちゃんに会いたい。

部長と名前も決めなきゃ。

焦れる気持ちをコントロールしようと、ベッドに仰向けになる。


すると、なんだか涙が出てきた。

ポンちゃんが産まれた。
痛くて感動は半分くらいだったし、もう二人目は無理ってくらいしんどかったけど、ちゃんと産まれた。


今までのほほんと生きてきた私でも、
仕事で失敗すれば生きる価値無しって気分になり、彼氏と別れれば孤独感だって味わった。

でも、きっともうそんな気分にならない。
私は娘を授かった。
きっと、一生幸せだ。