私もポンちゃんも処置が終わり、ついにカンガルーケア!
オムツ姿のポンちゃんが私の腕の中にやってきた。

初めての抱っこだ。
私はおそるおそる小さな身体を抱き締める。

あったかい。
やわらかい。
なんだろう。この感触だけで、すべてが満たされる。

ポンちゃんは私の鎖骨に顔を押し付け、鼻をふんかふんかしてる。


「おっぱいをあげてみましょうか」


時田さんが言い、私は何の躊躇もなくハーフトップを真ん中から押し下げた。
たぶん部長の方が驚いたと思う。

ポンちゃんは乳首をあてがうと、口をパカッとあけて必死に吸い付いてきた。
まだろくに出ないおっぱい。
習って根本を押してみると、少しだけオレンジ色の初乳が出た。
ポンちゃんはそれを必死に吸っている。


「可愛い……」


「ああ、可愛いなぁ」


私たちはしばしその姿に見入る。