それからポンちゃんのへその緒カットがあり、部長は号泣しながらその大役を務めた。
ポンちゃんは身体を拭いてもらったり、計測があってお隣の部屋に。
私は後産、つまり胎盤を産み出し、お産を終えた。

ポンちゃんが産まれた喜びと同時に、確かにある感情。

それは、

痛いのが終わった!!!

ってことだった。


正直、これほど痛くなければ、もっと感動的だったんじゃなかろうかと。
それほど衝撃的な痛みだった。
二人目は……しばらくいらない……。

そのくらいですわ。


すると足下で銀縁先生が言う。


「じゃ、縫いますからね~」


「はい?」


「会陰、切りましたから。縫っときます。融ける糸なんで抜糸はありませんからね」


え!?
いつの間に切ってたの?

そういえば、切りますよ~的なことを言われた気もする。