ベッドが分娩台に変形していく。
足載せの台ができ、背もたれにカーブがつく。
私は足先から膝までビニールを被せられた。

あ、本で見たお産の姿勢だ。

なんて思っていたら、銀縁先生の声がかかり、おしもに何かの処置がされた。


さあっと
熱いお湯が流れ出した。
おしもからお尻にかけて。

あ、これが羊水。
ポンちゃんがプカプカ浮いていた羊水が出た。
あったかくて、たくさんの羊水……。

次の瞬間、訪れた陣痛に私は叫びをあげた。


「いいいいったああああああっい!!!!」


それは、今までの陣痛がすべて茶番だったといえるほどの痛みだった。