「美保子さん、待ってて!うちの旦那さんが車出すから!」
「そんな、悪いわ。まだそれほど痛くないし、ひとりで行けるわよ」
「んーん!ダメ!うちも予行演習になるから、お願い!待ってて」
私と部長は美保子さんの家に急行するのだった。
美保子さんの家のチャイムを鳴らす。
すぐに、玄関で待機していた美保子さんが荷物を持って現れた。
「佐波さん、ありがとう。一色さんも本当にありがとうございます」
美保子さんは私と部長の顔を交互に見て、頭を下げた。
こんな時でも上品で綺麗。
「痛みは?大丈夫?」
「ええ、さっき破水したみたいなの。水が流れる間隔がするし、本で読んだみたいな変な臭いがするから。今、産褥パッドを当ててるの。お車汚しちゃわないかしら?」
破水!!
いよいよじゃない!
慌てる私の後ろで、部長は後部座席にバスタオルを敷いている。
美保子さんから荷物を受け取り、車に誘導。
「こんなこともあろうかと準備してあります。横になってください」
ホント、段取りゴイスーです。
一色大部長殿。
「そんな、悪いわ。まだそれほど痛くないし、ひとりで行けるわよ」
「んーん!ダメ!うちも予行演習になるから、お願い!待ってて」
私と部長は美保子さんの家に急行するのだった。
美保子さんの家のチャイムを鳴らす。
すぐに、玄関で待機していた美保子さんが荷物を持って現れた。
「佐波さん、ありがとう。一色さんも本当にありがとうございます」
美保子さんは私と部長の顔を交互に見て、頭を下げた。
こんな時でも上品で綺麗。
「痛みは?大丈夫?」
「ええ、さっき破水したみたいなの。水が流れる間隔がするし、本で読んだみたいな変な臭いがするから。今、産褥パッドを当ててるの。お車汚しちゃわないかしら?」
破水!!
いよいよじゃない!
慌てる私の後ろで、部長は後部座席にバスタオルを敷いている。
美保子さんから荷物を受け取り、車に誘導。
「こんなこともあろうかと準備してあります。横になってください」
ホント、段取りゴイスーです。
一色大部長殿。