「佐波、夕飯もこのまま外だが、ポンもおまえもまだ体力は残っているか?」


「え?あー、はい!元気ですよ!ねー、ポンちゃん?」


私はお腹に声かけ。
ポンちゃんは寝ているのか動かない。

ま、お腹も張らないし問題ないっしょ。



都内に戻ると、部長の愛車は有楽町近辺へ。
皇居近くの由緒ある有名ホテルの駐車場に入っていく。

え?
夕飯って?
ホテルでディナーですか?

たたたたぶんだけど、ココでフレンチのコースなんか頼んじゃった日にゃー、
とんでもない金額を請求されちゃうんじゃない!?


ひとり、不安な私を余所に、部長はすいすい車を停車させるのだった。