二人でチェーンの居酒屋に入る。

お蕎麦も楽しめるし、落ち着いてるし、
よく二人で利用するんだ。


「久し振りやなぁ」


リョーヤは関西弁を話す。
小さい頃、大阪にいたんだって。
でも、私はエセ関西弁だと思ってる。

そういうとこも可愛いんだけどね。


「ごめんね、私が忙しかったから。もう、その仕事は終わったよ!」


私はいつも通り焼酎を頼もうとして、
……いかんいかん。

ジンジャーエールにします。


「佐波、あのな、会えなかった期間に俺も色々考えたんや」


私はうんうんと頷きながら、思う。

もしや?この流れは

プロポーズ!?


会えないのはツラいから一緒に住もう

とか!?


リョーヤがばっと両手をテーブルについた。