『イケメンだけど、鬼のように厳しい』



私もずっとそう思ってた。

こんなことになるまでは。


あなたの本当の顔を知ってるのは、私だけ。
そう思ってもいいかな?

私は思わず微笑む。


私のために料理をとってきてくれた夢子ちゃんが隣にいる。


「ウメさん、部長めっちゃ飲んでますよ?ケーキカットまで保つんですか?」


「あ、そうだね。……うん、無理だ」


一色大部長殿、最後の挨拶どころかケーキカットもぐたぐだになりそうな予感です。



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翌週の月曜日、私たちが待ち望んだひとつの事実が判明する……。