ほうじ茶を運んでくる夢子ちゃん。
私たちは猫足の小さなテーブルを囲んで、夜のティータイムにした。
「とりあえず、お疲れ様だね」
「私、まだちゃらんぽらんの子どもなんですよね。それで結婚とか、赤ちゃんほしいとか、資格ないよなぁってわかってるんです」
夢子ちゃんがめずらしくしおらしい表情。
こりゃ、本気でダメージ受けてるな。
っていうか、私だって、結婚も赤ちゃんも資格がない気がする。
降って湧いたことだし。
責任とりたいから必死なだけ。
なのにさ、
努力して夫婦仲良くやろうとしても、失敗しちゃうし。
その時、テーブルに置かせてもらった私のスマホが着信を知らせてふるえ出した。
何度目かの部長からの着信だ。
私が出るのを躊躇していると、夢子ちゃんがあっさりと私のスマホを取った。
そして、受話を押す。
「もしもーし、一色部長ですかぁ?私、山内ですぅ。山内夢子です。今夜、ウメさんはうちでお預かりしますのでぇ。はーい、心配しないでくださいねぇ~。ではでは~」
私たちは猫足の小さなテーブルを囲んで、夜のティータイムにした。
「とりあえず、お疲れ様だね」
「私、まだちゃらんぽらんの子どもなんですよね。それで結婚とか、赤ちゃんほしいとか、資格ないよなぁってわかってるんです」
夢子ちゃんがめずらしくしおらしい表情。
こりゃ、本気でダメージ受けてるな。
っていうか、私だって、結婚も赤ちゃんも資格がない気がする。
降って湧いたことだし。
責任とりたいから必死なだけ。
なのにさ、
努力して夫婦仲良くやろうとしても、失敗しちゃうし。
その時、テーブルに置かせてもらった私のスマホが着信を知らせてふるえ出した。
何度目かの部長からの着信だ。
私が出るのを躊躇していると、夢子ちゃんがあっさりと私のスマホを取った。
そして、受話を押す。
「もしもーし、一色部長ですかぁ?私、山内ですぅ。山内夢子です。今夜、ウメさんはうちでお預かりしますのでぇ。はーい、心配しないでくださいねぇ~。ではでは~」