「は……はあっ……!?」 驚き呆れて、それ以上の言葉が出なかった。 瞬きをする。 思わず首を軽く横に振る。 さんざん驚かされてきたけど、もうたくさんだ。 とりあえず座りたくて。 座って落ち着いて、ゆっくり事実を整えたくて。 私は部屋を手で指し示した。 「…とりあえず、どうぞ。」 いろいろと、話を、聞かせてもらわなくちゃならない。