帰ってきたソウちゃんは我が家の賑やかさに呆れていた。
「ソウちゃんおかえり!」
あたしが荷物を受け取ると怪訝な顔。
「今日は明日香が結婚式の何かを届けてくれるのは知ってたけど、何で幹太もミサもいて宴会になってんだ?」
「お鍋するって言ったらこのメンバーが集まっちゃって」
みんなお酒も飲んでいい感じに楽しく笑っている。
「ソウちゃんが明日公休だからOKしたんだけど・・・ごめんね」
「いや、いいんだけど。ルウコは身体の調子どう?疲れてたり眠くない?」
「大丈夫!・・・あ、何でオデコにメモ貼ったの?」
寝室で着替えてるソウちゃんを追っかけて文句を言った。
「あんまりにもスヤスヤ寝てたから、起きたらビックリするかな?って思って」
また文句を言おうと思ったらキスをされた。
いつも帰って来たら軽いキスはするけど、ちょっと深いキス。
「ソウちゃん、リビングにみんないるよ」
照れ隠しで言うとソウちゃんはニヤニヤしている。
「あの感じだと最低でも幹太か明日香は泊まって行くと思うからルウコとゆっくり出来ないじゃん。式はこの週末だしバタバタするしさ。だから甘えてみました」
「あ、そういう意味か」
「そういう事!さて、オレも飲もー!!今日は疲れたし」
スウェット姿でリビングに行ってしまった。
久々の深いキスにあたしはまだドキドキしている。