何だかよくわからないまま始まって、恥ずかしくてずっと目を閉じたまま。


でも、今まで経験した事のないような快楽がそこにはあって力んでた身体からは段々力が抜けてしまう。

抜けそうな力でソウちゃんの首に手を回して必死にしがみついた。


自分から出てるとは思えない声が時々飛び出して、それを発する度に恥ずかしくてソウちゃんの身体に顔をうずめた。


「ルウコ」


耳元で呼ばれる甘い声はくすぐったいくらい。


そっと目を開けるといつもより優しいソウちゃんのちょっとだけ笑顔。


「そろそろ大丈夫?」


その言葉で一瞬現実に戻る。


(メリメリって事・・・?)


「怖いならやめるけど」


あたしは首を振って「大丈夫」とすごく小さい声で呟いた。



大丈夫。

だってこの人はあたしが世界一大好きな人。

あたしの事をすごく大事にしてくれる人。

だから・・・怖くない。



「いっ・・・!!」


痛いと言いたいけど、言葉に出来ないくらいな激痛。

何度も何度もゆっくりだけど激痛が襲ってきて涙が出てくる。

メリメリかどうかはよくわからいけど、規則的な激痛がやってくる。


「力抜いて。ちゃんと息吐いて」


キスをしてソウちゃんが言った。

言われて思い切り深呼吸をしたら身体の力が抜けて・・・

「あ」と言葉に出るくらいあっけなく痛みがひいて楽になった。