あたしが黙っていると、ズルズルと重そうな足を引きずりながらソウちゃんがベッドの前に来た。



泣きたい。


苦しい。


やっぱり神様なんて絶対いない。


あたしが大好きなこの人をどうして苦しませるの?


何であたし・・・病気なの?


発病した時から「どうして?」って思ってた。


でも、いつからか諦めている自分がいて・・・


「仕方ない」無理矢理そう言い聞かせるしか方法がなかった。



だけど、ソウちゃんっていう大事な存在が出来て、


諦めてた気持ちが消えて、


助かる方法が絶対あるはずだって、


大事な人を不幸にしちゃいけないって、


すごく苦しかった。


すがってた。


ソウちゃんに、


そしてソウちゃんがいる限りあたしは大丈夫って信じてた。


だから言わなきゃいけなくて、


苦しかったのに・・・



どうしてこんな風に知らせるの?