家に帰るなり、 あたしはベッドに飛び込んだ。 勝手に達也くんに一目惚れして 勝手にいろんな想像して 勝手に一喜一憂してる。 達也くんも、 あたしみたいな面倒臭い女に好かれて、大変だろうな。 そんなことを考えて苦笑するけど 彼があたしの気持ちを知るわけない、 と、自分に言い聞かせて 少し淋しくなってしまった。