「違うんです。みなさんがこんなに親身に考えてくださるのがなんだかうれしくって・・・。本当にありがとうございます」
和美はずっこけるようなしぐさをすると、
「何言ってんねんて。前にも言ったやろ、ちゃんと協力するって。うちら、もう友達なんやから」
と、呆れ顔で笑う。
「はい・・・」
しゃくりを上げながら、再び雪乃は目頭をぬぐった。
「ほんま、悲しくて泣いたり、うれしくて泣いたり、雪ちゃんは忙しいな~」
そう言いながら和美は、雪乃の涙を見た。
「あ・・・」
つぶやいて固まったように見つめる和美に、キャシーが、
「ドーシタカ?」
と顔をのぞきこんだ。
「雪ちゃん!」
突然の大声に、雪乃は驚いて和美を見た。
「雪ちゃん、いま気づいたんやけどな、その封筒って宛名を書いただけなんか?」
「は、はい。そこだけ書いて渡しました」
剣幕に押されるように上体をそらせながら答える。
「じゃあ、切手は?」
和美はずっこけるようなしぐさをすると、
「何言ってんねんて。前にも言ったやろ、ちゃんと協力するって。うちら、もう友達なんやから」
と、呆れ顔で笑う。
「はい・・・」
しゃくりを上げながら、再び雪乃は目頭をぬぐった。
「ほんま、悲しくて泣いたり、うれしくて泣いたり、雪ちゃんは忙しいな~」
そう言いながら和美は、雪乃の涙を見た。
「あ・・・」
つぶやいて固まったように見つめる和美に、キャシーが、
「ドーシタカ?」
と顔をのぞきこんだ。
「雪ちゃん!」
突然の大声に、雪乃は驚いて和美を見た。
「雪ちゃん、いま気づいたんやけどな、その封筒って宛名を書いただけなんか?」
「は、はい。そこだけ書いて渡しました」
剣幕に押されるように上体をそらせながら答える。
「じゃあ、切手は?」