そう思うほうがバカだ、とでも言いたそうな口調に一瞬ムッとしたが、
「じゃあ、外部の人とはどうやって連絡するんでしょうか?」
と、なるべく丁寧に尋ねた。
「今日、これから検察庁に行って検事の取り調べがあります。それから裁判官との面談があります。そのときにひとりだけ電話をかけてもらえます」
「じゃあ、それ以外の人に連絡したいときは?」
雪乃の質問を予期していたかのように、職員は片手を挙げて制すると続けた。
「それはその後。あなたに弁護士さんがつくことになるから、その人にお願いするといいわね」
「そういうシステムなんですねぇ」
感心したようにうなずく雪乃を見て、職員は時計を指差す。
「さ、もうすぐ朝食。部屋に戻って」
「じゃあ、外部の人とはどうやって連絡するんでしょうか?」
と、なるべく丁寧に尋ねた。
「今日、これから検察庁に行って検事の取り調べがあります。それから裁判官との面談があります。そのときにひとりだけ電話をかけてもらえます」
「じゃあ、それ以外の人に連絡したいときは?」
雪乃の質問を予期していたかのように、職員は片手を挙げて制すると続けた。
「それはその後。あなたに弁護士さんがつくことになるから、その人にお願いするといいわね」
「そういうシステムなんですねぇ」
感心したようにうなずく雪乃を見て、職員は時計を指差す。
「さ、もうすぐ朝食。部屋に戻って」