1階につくと、受付の警官に荷物を渡された。
「あ!」
雪乃は口に手をあてて吉沢を見た。
「私、和美さんやキャシーにお別れしてません」
「同室の人?」
「はい。すごくお世話になったんです!どうしよう・・・」
吉沢は荷物を雪乃に手渡すと、
「もうあそこには戻れないんです。留置所は、容疑のある人が入るところなんです」
と残念そうに言った。
「そんな・・・」
呆然とする雪乃に、吉沢は自らの財布を取り出すと、名刺を1枚雪乃に渡した。
「ここの住所が載っています。その後に3階と部屋番号を記載し、その人たちの名前を書けば手紙は届きます。本名がなくても下の名前だけでも届くようになっていますので、大丈夫ですよ」
「・・・そうですか。わかりました、そうします」
まだ躊躇の姿勢を見せながらも、雪乃はそれを受け取った。
「あ!」
雪乃は口に手をあてて吉沢を見た。
「私、和美さんやキャシーにお別れしてません」
「同室の人?」
「はい。すごくお世話になったんです!どうしよう・・・」
吉沢は荷物を雪乃に手渡すと、
「もうあそこには戻れないんです。留置所は、容疑のある人が入るところなんです」
と残念そうに言った。
「そんな・・・」
呆然とする雪乃に、吉沢は自らの財布を取り出すと、名刺を1枚雪乃に渡した。
「ここの住所が載っています。その後に3階と部屋番号を記載し、その人たちの名前を書けば手紙は届きます。本名がなくても下の名前だけでも届くようになっていますので、大丈夫ですよ」
「・・・そうですか。わかりました、そうします」
まだ躊躇の姿勢を見せながらも、雪乃はそれを受け取った。