『刑事さんは、課の子にいろいろ聞いてまわっているみたいだった

その頃の私は、朝も夜も薬に頼って生きていたの

今考えるとおかしくなっていたんだと思う

やめてしまえばいい、って何度も思った

でも、薬はやめられなかった

もう日課のように、それを使わなければ何もする気になれなかった


そのためには販売を続けるしかなかった

買った子が捕まってしまえば、その封筒から私の指紋が出るのは確実だった


だから、私は行動することにした

あの山本って子にすべての罪を着せることにしたの 』