「そうは言っても、見てた人いないですし・・・」
「ケースから松下の指紋でも出ればなぁ。そのケースって、そのまま渡されたんか?」
「ええと・・・」
思い出すように雪乃は再び空を見上げた。グレーの空から今にも雨が落ちてきそうだ。
「違いますね。紙袋に渡されたんですよ、なんかカラフルなやつ」
「それや!その袋や!それがこの事件の鍵かもしれへんで」
煙草をサンダルでもみ消し、和美は声をあげた。
「へ、どうしてですか?」
「あほか!その袋に松下の指紋がついてたら、そのケースにそいつが関わってた証拠になるやろうが!」
職員がいぶかしげそうに見ているのも気にせず、和美は雪乃に怒鳴るように言った。
「オウ ユキチャン、ソノフクロ モッテルカ?」
「あ・・・はい。持ってます!もらったまま冷蔵庫の上に置いています!」
「ケースから松下の指紋でも出ればなぁ。そのケースって、そのまま渡されたんか?」
「ええと・・・」
思い出すように雪乃は再び空を見上げた。グレーの空から今にも雨が落ちてきそうだ。
「違いますね。紙袋に渡されたんですよ、なんかカラフルなやつ」
「それや!その袋や!それがこの事件の鍵かもしれへんで」
煙草をサンダルでもみ消し、和美は声をあげた。
「へ、どうしてですか?」
「あほか!その袋に松下の指紋がついてたら、そのケースにそいつが関わってた証拠になるやろうが!」
職員がいぶかしげそうに見ているのも気にせず、和美は雪乃に怒鳴るように言った。
「オウ ユキチャン、ソノフクロ モッテルカ?」
「あ・・・はい。持ってます!もらったまま冷蔵庫の上に置いています!」