翌朝、朝刊をデスクで読んでいると電話が鳴った。寺田だった。
「がんばって調べたからね」
「結果は?」
「ノンノン。まずは感謝の言葉をのべよ」
苦笑しながら植園は、
「寺田様、ありがとうございました。今度おごらせていただきます」
とばか丁寧に感謝を表した。
「うむ、苦しゅうないぞ。・・・さて、鑑定結果だけどね」
「うん」
ペンを手に耳に意識を集中させる。
「切手からは1名のDNAを採取。それを照合機にかけたところ、松下野々香のものと一致」
「・・・」
ペン先が紙にその名前を記す。
「鑑定書は明日には送るから。以上、もう眠いから帰るわ」
適当に挨拶をして、植園は受話器を置いた。
視線が紙から離れない。
「がんばって調べたからね」
「結果は?」
「ノンノン。まずは感謝の言葉をのべよ」
苦笑しながら植園は、
「寺田様、ありがとうございました。今度おごらせていただきます」
とばか丁寧に感謝を表した。
「うむ、苦しゅうないぞ。・・・さて、鑑定結果だけどね」
「うん」
ペンを手に耳に意識を集中させる。
「切手からは1名のDNAを採取。それを照合機にかけたところ、松下野々香のものと一致」
「・・・」
ペン先が紙にその名前を記す。
「鑑定書は明日には送るから。以上、もう眠いから帰るわ」
適当に挨拶をして、植園は受話器を置いた。
視線が紙から離れない。