『高校生ぐらいの子なんですけど、花束と一緒に手紙をくれたんです。
その手紙に、“頑張りすぎないでください”って書いたんです』
『“頑張りすぎないでください”?』
『はい』
やっぱり、あたしのことだ…!
思いつきで書いたあたしの手紙が嬉しかったの…?
『“頑張って”じゃなくて、“頑張らないで”っていう言葉がすごく胸に響いたんです』
純君が笑って言っているのを聞いて、あたしの視界は揺らぎはじめる。
『この場を借りて、ありがとうって言いたかったんです』
『そうだったんですか。では次のコーナーは……』
と、番組が進んでいくのに対し、あたしの頭は止まったまま。
さっきの純君の言葉が、あたしの頭の中でリピートされる。
嬉しくて嬉しくて嬉しくて…。
あたしは神社に向かった。
「ありがとうございます、神様──!!」
神社の境内を掃除していた神主さんに、不審な目で見られたのは言うまでもありません。
その手紙に、“頑張りすぎないでください”って書いたんです』
『“頑張りすぎないでください”?』
『はい』
やっぱり、あたしのことだ…!
思いつきで書いたあたしの手紙が嬉しかったの…?
『“頑張って”じゃなくて、“頑張らないで”っていう言葉がすごく胸に響いたんです』
純君が笑って言っているのを聞いて、あたしの視界は揺らぎはじめる。
『この場を借りて、ありがとうって言いたかったんです』
『そうだったんですか。では次のコーナーは……』
と、番組が進んでいくのに対し、あたしの頭は止まったまま。
さっきの純君の言葉が、あたしの頭の中でリピートされる。
嬉しくて嬉しくて嬉しくて…。
あたしは神社に向かった。
「ありがとうございます、神様──!!」
神社の境内を掃除していた神主さんに、不審な目で見られたのは言うまでもありません。