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今日は、謎のストーカー事件がすべて解決する日。
こんな日に店が開いているはずもなく、“closed”の看板がたっている。
店の2階にて、最後の作戦会議が行われていた。
「いつものように、チームを2つに分けるぞ」
悠季の言葉に、全員が力強く頷く。
「おそらく、ミカとストーカーは別々に現れる。
両方捕まえるには、二手にわかれるのが一番良い」
「じゃあ、俺藍衣と──…」
「却下」
下心見え見えの健一を、南が即座に止めた。
「ああ、俺も藍衣と健一を二人きりにさせるのは許さない。
何かと良からぬ事が起こりそうだからな」
「悠季までひどい!」
悠季にまでバッサリと言われ、健一は部屋の隅でいじける始末。
「良からぬ事って?」
「藍衣は知る必要ないことだ」
南に問い掛けてみた藍衣だが、南は頭をポンポンと撫でるだけで教えてはくれなかった。
「よし、じゃあ麻里乃のボディーガードをつとめるのは藍衣と南。
ミカ確保につとめるのは健一。
俺は、緊急時どっちのほうにも対応できるよう店で待機してる」
「了解!」
全員が“らぶはぴバッジ”をつけ、店を出ていく3人を悠季が見送った。