「……あたし、もう寝るわ」
「え?あ…おぉ…」
「おやすみ」
「おやすみ…」
パズルを続ける南と健一に短く言うと、藍衣は足早に2階へ上がっていった。
「……」
自分の部屋へと向かった藍衣は、目を丸くして黙り込んだ。
「やあ♪」
そう言って笑ったのは悠季。
藍衣の部屋にあるミニテーブルに頬杖をついて、のんきにコーヒーを飲み、そしてうめえ棒をかじっている。
「お前ぇぇ、人の部屋で何しとんねん!!」
「夜のティータイムを楽しんでおります」
「何やそれ!ってか、コーヒーにうめえ棒コーンポタージュ味って、どんなティータイムやねん!!
どう考えても合わへんやろ!!」
「藍衣もどう?」と差し出されたうめえ棒サラミ味を、「だから、いらんわっ!」と怒って断る藍衣。
「ちょっと、パジャマに着替えるから出てって」
「はいはい」
「テーブルにカスを落としたままにすんな──!!」
カスをゴミ箱へ捨て、悠季は慌てて部屋を出た。
「なあ、藍衣」
「何や?ってか、まだそこにおったん?」
「ああ」
扉の向こうから悠季が声を掛けてきた。
「え?あ…おぉ…」
「おやすみ」
「おやすみ…」
パズルを続ける南と健一に短く言うと、藍衣は足早に2階へ上がっていった。
「……」
自分の部屋へと向かった藍衣は、目を丸くして黙り込んだ。
「やあ♪」
そう言って笑ったのは悠季。
藍衣の部屋にあるミニテーブルに頬杖をついて、のんきにコーヒーを飲み、そしてうめえ棒をかじっている。
「お前ぇぇ、人の部屋で何しとんねん!!」
「夜のティータイムを楽しんでおります」
「何やそれ!ってか、コーヒーにうめえ棒コーンポタージュ味って、どんなティータイムやねん!!
どう考えても合わへんやろ!!」
「藍衣もどう?」と差し出されたうめえ棒サラミ味を、「だから、いらんわっ!」と怒って断る藍衣。
「ちょっと、パジャマに着替えるから出てって」
「はいはい」
「テーブルにカスを落としたままにすんな──!!」
カスをゴミ箱へ捨て、悠季は慌てて部屋を出た。
「なあ、藍衣」
「何や?ってか、まだそこにおったん?」
「ああ」
扉の向こうから悠季が声を掛けてきた。