「相沢くんは香波と一緒だからいいじゃん!」


あっかんべーと舌を出したあと、「何で相沢くんは一緒なのに、親友のあたしは香波と一緒じゃないのー」とまた不満そうにむくれた。


そう、アキちゃんとは離れ離れになっちゃったけど、相沢くんとは今年も同じクラスになることができました。


「ほら、そろそろ教室行かねえとHR始まるぞ」


「わかったよぉー。香波ー!今日帰り、いつものカフェ行こうねー!絶対だよー!」


相沢くんに促され、アキちゃんは私にぶんぶんと手を振りながら3組の教室に入っていった。


「俺たちも行くか」


「うんっ」


私と相沢くんも、1組の教室へと向かう。


「そういえば、柏木は何組なんだ?」


「確か5組って言ってたよ。今年も文実委員やるつもりだって」


「ふーん」


相沢くんが答えながら教室のドアを開けた。


1組は、他のクラスよりも一段と賑やかなクラスみたいで、教室に入った瞬間から「よろしくー」なんていう爽やかな挨拶が飛び出してきた。


元2組の人たちも何人かいて、一緒に登校してきた私と相沢くんを見てニヤニヤと笑った。


あれ……あの子……。