視界の端で、前列の生徒が立ち上がるのが分かった。加勢に加わろうとしているのだろう。


___これで、この恐怖も終わるのだ。

 女はなおも抵抗を続けようと、銃身をふりまわしているが力は弥生が勝っていた。

「死ね!死ね!!!」

 ふと、左側に誰かが立った。

___?


 そう思った瞬間、弥生の体は跳ね飛ばされていた。

「・・・何?」
胸に熱い痛みが走っていた。倒れた姿勢のまま胸に手を当てると、血があふれていた。撃たれたのだ。

 生徒の悲鳴が聞こえたように思えたが、それよりも何故自分が撃たれたのかが分からなかった。立ち上がろうとするが、手足に力が入らずくにゃりと床に倒れこんだ。血の海が広がっている。

「ああ・・・」
何故撃たれたのだろう・・・。