「良く言ったわね、えらいわ」
女は大きくうなずくと、寺田の方へ歩みを進めた。
「あんた何言ってるのよ!でたらめ言うんじゃないわよ!」
寺田が立ち上がり茜に叫んだ。
「でたらめじゃない!良太のことパシリに使ってたじゃない!お金だって巻き上げていたの知ってるんだからっ」
「嘘ばっかりつくんじゃないわよ!」
寺田が茜の席の方へ向かおうとした時、
バァン
銃声が響いた。
幸弘はその音に鼓膜がやぶれるほどの衝撃を感じた。
___寺田亜矢子が撃たれた?
そう思ったが、女は右手を天井に向けていた。
上に向けて撃ったのだ。
女は大きくうなずくと、寺田の方へ歩みを進めた。
「あんた何言ってるのよ!でたらめ言うんじゃないわよ!」
寺田が立ち上がり茜に叫んだ。
「でたらめじゃない!良太のことパシリに使ってたじゃない!お金だって巻き上げていたの知ってるんだからっ」
「嘘ばっかりつくんじゃないわよ!」
寺田が茜の席の方へ向かおうとした時、
バァン
銃声が響いた。
幸弘はその音に鼓膜がやぶれるほどの衝撃を感じた。
___寺田亜矢子が撃たれた?
そう思ったが、女は右手を天井に向けていた。
上に向けて撃ったのだ。