山本はポケットから弾を取り出すと、それを銃に詰めだした。まるで鼻歌でも歌いだしそうな表情に麻紀子は嫌悪感を抱いた。
「さて、次は杉山君ね」
女が言い、山本が杉山の斜め後ろにポジションをとる。
___もうやめて!
そう叫びだしそうになるのを麻紀子は必死で耐えた。
「何か言いたいことはない?」
女の言葉に、杉山は黙ってその場に立った。
「お願い・・・やめて・・・」
鳥岡の声が聞こえた。さっきよりも青い顔をした鳥岡の顔には生気がなかった。出血がひどいのだろう。
「やめないわよ、これが良太の望んだことだもの」
「私を、私を殺せばいい。私が悪いの・・・だから・・・」
しぼり出すように鳥岡が言った。
「さて、次は杉山君ね」
女が言い、山本が杉山の斜め後ろにポジションをとる。
___もうやめて!
そう叫びだしそうになるのを麻紀子は必死で耐えた。
「何か言いたいことはない?」
女の言葉に、杉山は黙ってその場に立った。
「お願い・・・やめて・・・」
鳥岡の声が聞こえた。さっきよりも青い顔をした鳥岡の顔には生気がなかった。出血がひどいのだろう。
「やめないわよ、これが良太の望んだことだもの」
「私を、私を殺せばいい。私が悪いの・・・だから・・・」
しぼり出すように鳥岡が言った。