ソウちゃんへ


ソウちゃん、内緒にしててごめんなさい。


あたしの病気がソウちゃんをたくさん傷付けた事、謝っても謝りきれないよね。


発病してからずっと、あたしは不安でした。


いつか、あたしは死んでしまう。

この事実が常に頭から離れなくて辛かった。


でも、高校生になって、たまたま学校帰りにサッカー部の部活練習をみて、ソウちゃんが楽しそうに走っていたり、友達と笑っているのを見たの。

何て楽しそうに笑う人なんだろうって、すごく印象的でした。

それから、あたしはソウちゃんの姿を自然と目で追うようになっていたの。


2年生になって、ソウちゃんと同じクラスになれてすごく嬉しかった。


偶然見かけたあの日からあたしはソウちゃんに恋をしていたんだと思う。


でも、あたしは病気で、そしてソウちゃんには彼女がいたりして縁がないのかな?って思った。