――――― ――― そして今。 「…ダメじゃん、私」 沙知絵さんが作ってくれたカレーを流し込んで、外に出ていた。 香奈を置いてきたのは申し訳なかったけれど、麻美さんや碧達がいる食卓にいるのは耐えられなかった。 まぁ香奈はさっきベランダで私を置いて逃げた訳だし、これでおあいこだと思う。 近くにあった自販機でペットボトルのお茶を買ってから、公園に向かった。 クローバー畑目当てで、よく行ったあの公園。