私達はどんなに近くても、恋人同士にはなれなかった。 それは不思議でもあり、必然でもあり、偶然でもある。 人生にはわりと、そういうことがある。 タイミング? 神様の気まぐれ? いわゆる運命? それは誰にも分からないけれど。 ―――それでも碧に出会えたことを 幸せに思ってる。 心から。