「OK。じゃ、時間はメールするね」


ほっとして私は言った。


教室から出ようとした正彦が振り返って、

「でも、俺なんて行ってお邪魔じゃないのか?だいたい、何の映画みるんだ?」

と尋ねた。



そこまで考えてなかった私は、ひどくアセったが、

「当日までのお楽しみ!じゃーね」

と扉を閉めてしまった。