「なんか食べたい。写させてあげてるんだから、なんかおごって」


私が抗議すると、正彦はチエッと舌打ちして500円玉をくれた。


「ありがと。なんか買ってくる」

そう言い残して、私は出店を物色しに行った。



正彦からは見えない位置まで移動したところで、私は大きく深呼吸する。

久々に正彦と遊んでいて、しかも水着の状態。それだけでドキドキするなんて、まるで中年のエロオヤジみたい。