慣れ合い?

無駄話?


確かにここから脱出しようとする試みからは外れていたかもしれないけれど。


ふたりは私を、この空気を明るくしようと、盛り上げてくれたんじゃないの?



なのに大庭君は、それを良くは思わないの?


 

色んな疑問が浮かぶけど口に出来ない私と違って、日下さんと青野君は大庭君に突っかかってゆく。


「慣れ合いって何? 仲良くしちゃダメなの!?」

「無駄話じゃねぇだろ、普通に会話して何が悪いんだよ」


そんなふたりの声に対し、

「原因を探ると言ったのに話が脱線し過ぎだ」

大庭君は眉ひとつ動かさず、冷静。