「こんなに大量に願い事したって、全部はかなうわけねえじゃん」
手帳のスケジュール欄は見事に真っ白で、メモ帳のページだけがびっしりと箇条書きで埋められていた。
全部を読んでいたら、夜が明けてしまいそうなほど大量だった。
翠の願い事が、読みきれないほど綴られてあった。
そして、更にもう1ページめくったページには、新緑色の水性ペンで、こう、書かれてあった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
補欠の一球にかける、夏
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
手帳のスケジュール欄は見事に真っ白で、メモ帳のページだけがびっしりと箇条書きで埋められていた。
全部を読んでいたら、夜が明けてしまいそうなほど大量だった。
翠の願い事が、読みきれないほど綴られてあった。
そして、更にもう1ページめくったページには、新緑色の水性ペンで、こう、書かれてあった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
補欠の一球にかける、夏
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄