「絶対に死なないでね」と、君がそう言ってくれたから。〜未来へ進むため、僕と彼女の一歩目~

「いただきます」
「……いただきます」
 四人で食卓を囲む。
 居心地が悪くて、すぐに部屋に戻りたくなる。
「……蒼眞(そうま)、この前のテストも、最高点をとったらしいな」
「うん、まあね。……ケアレスミスもあったけど」
「それでも十分すごいわよ!さすが蒼眞(そうま)。お母さん、近所の人に自慢しちゃおうかしら~?」
「もう、やめてよー。……まあ、ありがとう」
 俺の話をすることはない。
 まあ、話題もないから、助かるんだけど。
 ……でも、兄貴の話ばかりされるのも辛い。
 だって、必ず最後には――。
「……漣(れん)も、蒼眞(そうま)見習って、頑張るんだぞ」
「うん、そうだね……」
 もう、消えてしまいたい。
 俺なんか、いなくても変わらないんだから。
 いてもいなくても、変わらない存在だから……。