風呂に入っていた記憶が、途中から曖昧になって思いだせない。
気づいたら、俺は旭兄に連れられて脱衣場で体を拭いていた。
そして今、自室で日向が風呂から出てくるのを待っている。
ドアが三回ノックされた。
「はい」
答えると、ドアが開いた。
「お待たせ。起きていてくれてよかったわ」
丸い木のお盆を持った日向が入ってきた。
日向は始兄のスウェットを着ていた。立ったままポケットからスマホを取りだし、画面を見て少し操作すると、置きっぱなしなリュックの上にスマホを投げ、腕にかけていたスラックスも投げ置いた。
空いた手でドアを閉めた日向が、テーブルにお盆を置いて、ベッドを背凭れにしていた俺の横に腰を下ろした。
「寝る前は温かいモノより冷たいモノを飲むと、よく眠れるんですって。歯を磨いちゃったし、氷水をもらってきたわ」
「俺、まだ磨いてないんだけど」
「そんなの知らないわよ」
日向が俺の前髪に触れてきた。
ドキッと胸が跳ねて、俺は日向から目をそらした。
「ユウのために貰ってきたんだから飲みなさい」
「今はいい」
「そう。飲みたくなったら飲みなさいね」
日向の手が髪から頬へと下りた。
「宿題は?」
俺はたまらず、日向の両肩を押した。
けど、日向の手は離れない。
目と目が合う。
日向は今日の補習で、俺の唇に触れてきた時と同じ表情をしていた。
それだけで、俺の鼓動が激しくなって、唇に触れられた時の感触が蘇ってくる。
「明日、誰かのを写しちゃいましょう。たまにはサボりもありじゃない?」
「だったら、旭兄に頼んで去年のノートを見せてもらったほうが早いよ。教科書同じだったから大丈夫」
「あらあら、ここの兄弟は末っ子に甘すぎじゃない? ユウの成績が心配になってきたわ」
日向は笑うと、俺の頬を両手でギュッと挟んできた。
「宿題はしないけど、スキンケアはするわよ。覚悟なさい。ブラシや鏡はどこ?」
日向が部屋を見回した。
「持ってない」
「本当には?」
信じられない顔をする日向に、俺は頷いた。
「ズボラにもほどがあるでしょ! 少しは旭さんを見習いなさい。もう、本当にお馬鹿。キングオブお馬鹿の称号をあげるわ」
呆れた日向が、俺の額にデコピンした。
強烈な痛みに、俺は両手で額を押さえて倒れた。人んちなのに、容赦がなさすぎだろ。
「今時ブラシも鏡もない高校生がいる? 小学生だって持ってるわよ」
「……持ってたけど、使わないからどっか行った」
「もう本当に……この子ってば……」
肩を落とした日向が、盛大な溜め息をついた。
「だって、本当にいらないから」
「いるでしょう。人間、第一印象が肝心なのよ」
「だったら、余計にいらない」
俺は膝を抱えると、顔を埋めた。
「だって俺、手入れすると可愛くなるんでしょ?」
「そうよ。元が可愛いから、もっと可愛くなるわね。その辺のアイドル真っ青な逸材よ」
「だったら、スキンケアなんていらない」
俺は膝を抱える腕に力を込めた。
「可愛いの何が不満なの? 世の中、ユウの顔になりたい男がどれだけいると思ってんの」
「いないだろう、そんなヤツ」
「いるわよ。しかも、わんさか」
「いないって」
「いる」
「絶対にいない!」
「いる」
「煩いなあ! そんなヤツ、絶対にいないって!!」
腕を解いた俺は、日向に向かって叫んだ。
日向が真っ直ぐに俺を見つめている。
我に返った俺の顔を、日向の両手が優しく包む。
「ワタシの人生、すべてを賭けていいわよ」
「俺なんかに賭ける価値ないって……」
「あるわよ」
「どこに?」
「どこって、ユウの全部によ。だってワタシ、ユウが好きだもの」
「えっ?」
俺は目を大きく見開いた。
空耳?
幻聴?
「だって……日向の好みって六〇オーバーの俳優……」
頭が混乱する。
「好きにも色々あるでしょう。ワタシ、尊敬する俳優を答えただけよ。それが勝手に誤解されて、一人歩きしただけ。自分がマイノリティなんて、一回も言ったことなし、肯定もしたことないわ」
日向の顔が近づいてくる。
胸が痛いほどドキドキして、泣きたいくらい苦しくて、俺は逃げようと手を床についた。這って下がりたいのに、腕に力が入らない。
「ハグしたり、キスしたり、その先もしたいのはユウだけよ」
日向の吐息が俺の唇に触れた。
体中が恐怖以外の何かに震えた。
日向の体が、俺に覆い被さってきた。
「ユウ、この癖やめなさい」
日向が俺の両手を掴んだ。
「えっ?」
「やっぱり気づいてないのね。アナタ、無意識に体を掻く癖があるのよ。ヤツらのことを思いだした時は特にね」
「そんなの……嘘だ。俺、掻いてなんかない」
「だから無意識なのよ」
日向の唇が俺の額に落ちた。
温かくて湿った感触に、心臓が一瞬止まった。
「怖い?」
日向の顔が視界から横へと外れ、俺の首筋に埋められていく。
瞬間、加藤に触れられた場所と同じなの気づいて、俺は日向の肩をありったけの力でおした。
「汚いからダメ‼」
呼吸が乱れる俺に、
「汚いって、ワタシ?」
日向が悲し気に顔を微笑ませた。
「違う! 俺が……俺がアイツらに襲われたからっ」
とっさに、本当のことが口からでて、俺は絶望に唇をきつく噛んだ。
これで、日向に嫌われた。
もう、今までみたいに言いあったり、優しい眼差しを向けられることも、抱きよせられることもない。
「知ってる」
俺は目を見開いた。
頭の中が真っ白になる。
「けど、未遂でしょう?」
「未遂でも、アイツらに触れられた」
目頭が熱くなってきた。
鼻の奥がツンとする。
「そうね。こことか、ここも触れられた」
日向の指が俺の首筋を撫でたかと思うと、パジャマの上から鎖骨を撫でた。
「ここも触れられた。正しくは掴まれたかしら」
肘の少し下を触れられる。
日向に触れられたところは、全部加藤に触られたところで、あまりの合致に俺は逃げ場がないのを悟った。
「もう逃げないのね。いい子よ、ユウ。ユウのことなら、なんだってわかるわよ。触れられてないところも全部ね」
日向の手が俺のパジャマのボタンを外していく。
「ダメッ! そんなところ触ったら、日向も腐るから」
俺は日向の手を掴んだ。
「腐る? 何が? 腐らないわよ。だって、可愛くて綺麗なものに触れてるんだから」
「違う! 俺は腐ってるんだよ。だって、その証拠に加藤の感触が消えなくて……俺……」
涙が零れた。
後から後からと、涙が溢れて止まらない。
「だったら、ワタシが上書きしてあげる。何度も何度も上書きして、私の感触しか思いだせないようにしてあげる」
日向の顔が再び俺の首筋に埋められた。
熱くして湿った感触が肌を這う。
「アイツらに触れられたところ全部キスして、全部塗り替えて、私以外考えられなくしてあげる」
日向の唇が俺の鎖骨に触れた。
日向が俺の肌に唇を這わせながら、器用に残りのボタンを外していく。
不思議だけど、日向の唇は加藤に触れられたところしか這わない。
どういう魔法かはわからないけど、日向が本気で感触を上書きしようとしているのだけは熱と吐息から伝わってくる。
「泣かせてゴメンなさいね。けど、これだけは譲れないの。ユウがヤツらの感触を思いだして泣くくらいなら、ワタシの感触で苦しめがいいて願うの。小さくて、可愛くて、綺麗で、意地らしく尖らせ時の唇も、大きな瞳も、すぐに赤らむ頬も耳たぶも、小さい爪も、何もかもが大好きなの。独占して、誰にも触れさせたくないくらい……」
日向が俺の顔を覗き込んだ。
そして、目元に口づけをしてくれる。
額もだけど、そこは加藤に触れられなかった場所。
「ユウの涙って甘いのね。舐めたくなったら、ちょっとだけ意地悪をすればいいのかしら」
クスクスと笑う日向の顔は、意地悪を言っているのに、どこまでも優しくて柔らかい。
日向の唇が下りてくる。
次のは……
俺は視界に入りきらない日向の顔に、そっと瞼を閉じた。
俺の唇に温かくて柔らかいものが触れる。
ゆっくりと離れていくのを感じて、目を開ける。
日向が目を細めて愛おしそうに俺を見ている。
心臓が早鐘みたいだ。
ほんの少し触れられるだけで、嬉しさで心臓が震えて泣いてしまうのに、これ以上たくさん触れられたら、トキメキすぎて死んじゃうかもしれない。
「もう、本当に可愛い。可愛すぎて、どうにかなりそうだわ」
日向の唇が再び降りてきた。
触れては離れ、触れては離れを繰り返しながら、深くなっていく感触。
「一生、ユウを離さないし、ユウを幸せにするわ」
真摯で、どこまでも優しい眼差し。
こんな眼差しは、日向しか知らない。
日向だけ知っていればいい。
日向も、俺だけを知ってくれればいい。
「……もっと……。思いだしたくないから、もっと頂戴」
日向が触れてくれるだけで、俺は我儘になってしまう。
「もっと強請って頂戴。いっぱい強請って」
日向の唇が俺の唇を啄んで、お願いごとをしてくる。
互いに願って、強請って……。
俺は日向の首に両手をまわした。
気づいたら、俺は旭兄に連れられて脱衣場で体を拭いていた。
そして今、自室で日向が風呂から出てくるのを待っている。
ドアが三回ノックされた。
「はい」
答えると、ドアが開いた。
「お待たせ。起きていてくれてよかったわ」
丸い木のお盆を持った日向が入ってきた。
日向は始兄のスウェットを着ていた。立ったままポケットからスマホを取りだし、画面を見て少し操作すると、置きっぱなしなリュックの上にスマホを投げ、腕にかけていたスラックスも投げ置いた。
空いた手でドアを閉めた日向が、テーブルにお盆を置いて、ベッドを背凭れにしていた俺の横に腰を下ろした。
「寝る前は温かいモノより冷たいモノを飲むと、よく眠れるんですって。歯を磨いちゃったし、氷水をもらってきたわ」
「俺、まだ磨いてないんだけど」
「そんなの知らないわよ」
日向が俺の前髪に触れてきた。
ドキッと胸が跳ねて、俺は日向から目をそらした。
「ユウのために貰ってきたんだから飲みなさい」
「今はいい」
「そう。飲みたくなったら飲みなさいね」
日向の手が髪から頬へと下りた。
「宿題は?」
俺はたまらず、日向の両肩を押した。
けど、日向の手は離れない。
目と目が合う。
日向は今日の補習で、俺の唇に触れてきた時と同じ表情をしていた。
それだけで、俺の鼓動が激しくなって、唇に触れられた時の感触が蘇ってくる。
「明日、誰かのを写しちゃいましょう。たまにはサボりもありじゃない?」
「だったら、旭兄に頼んで去年のノートを見せてもらったほうが早いよ。教科書同じだったから大丈夫」
「あらあら、ここの兄弟は末っ子に甘すぎじゃない? ユウの成績が心配になってきたわ」
日向は笑うと、俺の頬を両手でギュッと挟んできた。
「宿題はしないけど、スキンケアはするわよ。覚悟なさい。ブラシや鏡はどこ?」
日向が部屋を見回した。
「持ってない」
「本当には?」
信じられない顔をする日向に、俺は頷いた。
「ズボラにもほどがあるでしょ! 少しは旭さんを見習いなさい。もう、本当にお馬鹿。キングオブお馬鹿の称号をあげるわ」
呆れた日向が、俺の額にデコピンした。
強烈な痛みに、俺は両手で額を押さえて倒れた。人んちなのに、容赦がなさすぎだろ。
「今時ブラシも鏡もない高校生がいる? 小学生だって持ってるわよ」
「……持ってたけど、使わないからどっか行った」
「もう本当に……この子ってば……」
肩を落とした日向が、盛大な溜め息をついた。
「だって、本当にいらないから」
「いるでしょう。人間、第一印象が肝心なのよ」
「だったら、余計にいらない」
俺は膝を抱えると、顔を埋めた。
「だって俺、手入れすると可愛くなるんでしょ?」
「そうよ。元が可愛いから、もっと可愛くなるわね。その辺のアイドル真っ青な逸材よ」
「だったら、スキンケアなんていらない」
俺は膝を抱える腕に力を込めた。
「可愛いの何が不満なの? 世の中、ユウの顔になりたい男がどれだけいると思ってんの」
「いないだろう、そんなヤツ」
「いるわよ。しかも、わんさか」
「いないって」
「いる」
「絶対にいない!」
「いる」
「煩いなあ! そんなヤツ、絶対にいないって!!」
腕を解いた俺は、日向に向かって叫んだ。
日向が真っ直ぐに俺を見つめている。
我に返った俺の顔を、日向の両手が優しく包む。
「ワタシの人生、すべてを賭けていいわよ」
「俺なんかに賭ける価値ないって……」
「あるわよ」
「どこに?」
「どこって、ユウの全部によ。だってワタシ、ユウが好きだもの」
「えっ?」
俺は目を大きく見開いた。
空耳?
幻聴?
「だって……日向の好みって六〇オーバーの俳優……」
頭が混乱する。
「好きにも色々あるでしょう。ワタシ、尊敬する俳優を答えただけよ。それが勝手に誤解されて、一人歩きしただけ。自分がマイノリティなんて、一回も言ったことなし、肯定もしたことないわ」
日向の顔が近づいてくる。
胸が痛いほどドキドキして、泣きたいくらい苦しくて、俺は逃げようと手を床についた。這って下がりたいのに、腕に力が入らない。
「ハグしたり、キスしたり、その先もしたいのはユウだけよ」
日向の吐息が俺の唇に触れた。
体中が恐怖以外の何かに震えた。
日向の体が、俺に覆い被さってきた。
「ユウ、この癖やめなさい」
日向が俺の両手を掴んだ。
「えっ?」
「やっぱり気づいてないのね。アナタ、無意識に体を掻く癖があるのよ。ヤツらのことを思いだした時は特にね」
「そんなの……嘘だ。俺、掻いてなんかない」
「だから無意識なのよ」
日向の唇が俺の額に落ちた。
温かくて湿った感触に、心臓が一瞬止まった。
「怖い?」
日向の顔が視界から横へと外れ、俺の首筋に埋められていく。
瞬間、加藤に触れられた場所と同じなの気づいて、俺は日向の肩をありったけの力でおした。
「汚いからダメ‼」
呼吸が乱れる俺に、
「汚いって、ワタシ?」
日向が悲し気に顔を微笑ませた。
「違う! 俺が……俺がアイツらに襲われたからっ」
とっさに、本当のことが口からでて、俺は絶望に唇をきつく噛んだ。
これで、日向に嫌われた。
もう、今までみたいに言いあったり、優しい眼差しを向けられることも、抱きよせられることもない。
「知ってる」
俺は目を見開いた。
頭の中が真っ白になる。
「けど、未遂でしょう?」
「未遂でも、アイツらに触れられた」
目頭が熱くなってきた。
鼻の奥がツンとする。
「そうね。こことか、ここも触れられた」
日向の指が俺の首筋を撫でたかと思うと、パジャマの上から鎖骨を撫でた。
「ここも触れられた。正しくは掴まれたかしら」
肘の少し下を触れられる。
日向に触れられたところは、全部加藤に触られたところで、あまりの合致に俺は逃げ場がないのを悟った。
「もう逃げないのね。いい子よ、ユウ。ユウのことなら、なんだってわかるわよ。触れられてないところも全部ね」
日向の手が俺のパジャマのボタンを外していく。
「ダメッ! そんなところ触ったら、日向も腐るから」
俺は日向の手を掴んだ。
「腐る? 何が? 腐らないわよ。だって、可愛くて綺麗なものに触れてるんだから」
「違う! 俺は腐ってるんだよ。だって、その証拠に加藤の感触が消えなくて……俺……」
涙が零れた。
後から後からと、涙が溢れて止まらない。
「だったら、ワタシが上書きしてあげる。何度も何度も上書きして、私の感触しか思いだせないようにしてあげる」
日向の顔が再び俺の首筋に埋められた。
熱くして湿った感触が肌を這う。
「アイツらに触れられたところ全部キスして、全部塗り替えて、私以外考えられなくしてあげる」
日向の唇が俺の鎖骨に触れた。
日向が俺の肌に唇を這わせながら、器用に残りのボタンを外していく。
不思議だけど、日向の唇は加藤に触れられたところしか這わない。
どういう魔法かはわからないけど、日向が本気で感触を上書きしようとしているのだけは熱と吐息から伝わってくる。
「泣かせてゴメンなさいね。けど、これだけは譲れないの。ユウがヤツらの感触を思いだして泣くくらいなら、ワタシの感触で苦しめがいいて願うの。小さくて、可愛くて、綺麗で、意地らしく尖らせ時の唇も、大きな瞳も、すぐに赤らむ頬も耳たぶも、小さい爪も、何もかもが大好きなの。独占して、誰にも触れさせたくないくらい……」
日向が俺の顔を覗き込んだ。
そして、目元に口づけをしてくれる。
額もだけど、そこは加藤に触れられなかった場所。
「ユウの涙って甘いのね。舐めたくなったら、ちょっとだけ意地悪をすればいいのかしら」
クスクスと笑う日向の顔は、意地悪を言っているのに、どこまでも優しくて柔らかい。
日向の唇が下りてくる。
次のは……
俺は視界に入りきらない日向の顔に、そっと瞼を閉じた。
俺の唇に温かくて柔らかいものが触れる。
ゆっくりと離れていくのを感じて、目を開ける。
日向が目を細めて愛おしそうに俺を見ている。
心臓が早鐘みたいだ。
ほんの少し触れられるだけで、嬉しさで心臓が震えて泣いてしまうのに、これ以上たくさん触れられたら、トキメキすぎて死んじゃうかもしれない。
「もう、本当に可愛い。可愛すぎて、どうにかなりそうだわ」
日向の唇が再び降りてきた。
触れては離れ、触れては離れを繰り返しながら、深くなっていく感触。
「一生、ユウを離さないし、ユウを幸せにするわ」
真摯で、どこまでも優しい眼差し。
こんな眼差しは、日向しか知らない。
日向だけ知っていればいい。
日向も、俺だけを知ってくれればいい。
「……もっと……。思いだしたくないから、もっと頂戴」
日向が触れてくれるだけで、俺は我儘になってしまう。
「もっと強請って頂戴。いっぱい強請って」
日向の唇が俺の唇を啄んで、お願いごとをしてくる。
互いに願って、強請って……。
俺は日向の首に両手をまわした。

