「聞いてない!聞いてない!聞いてない!」
駄々をこねる田中を、津田がなだめる。
「仕方ないよ、2人は僕たちとは違うじゃん」
「津田、田中。別に僕は、ギリギリ載っただけだし」
中間テストの結果
100位までが、昇降口の掲示板に、貼り出されていた。
僕は98、箱星は
「いいよな〜顔も良くて、頭もいいなんて!俺も1位取ってみたいぃ」
田中が、箱星に、にじり寄る。
「なんで、寄って来るんだよ!1位取りたきゃ勉強しろ!」
「それが、難しいんじゃん」
「朝から文句多いな」
箱星は、ウンザリした様子で僕の席に座った。
そして、僕の机の中をガサゴソして、筆箱を出した。
「これ、入れとく。好きだよね?」
これとは…小さなウサギの形をした消しゴム
カワイイ。
「いいの?ありがと」
こういう可愛いのが好きって、箱星に話したこと、あったかな?
僕の考えてることが、箱星には、わかったようで、
「温のこと、ずっと見てるから。見てたらわかる」
ずっと…僕を。
自分の耳が、赤くなっていくのが分かった。
「透視能力?」
津田が呟く。
それにのっかる田中
「津田、箱星が能力者であることは、明白だ。全てを持ち、全てを読み取る男、だからな」
「誰がだよ」
箱星がツッコむ
「俺も能力者になりたい〜」
「だから違うって!」
「なあなあ、どんな能力でも持てるとしたら、何が欲しい?」
田中は、少年のような目で3人を見渡した。
こういう時にすぐに答えるのは、やっぱり長い付き合いの津田。
「俺は、どこでもドアがいい」
だけど、そう。こうやって初っ端から、ずらしてくる。
「津田、それって自分の能力じゃないよ」
「そう?じゃあ草壁君は?」
「僕は…」
ふと、箱星の歌声を聞きたいと思った。
ショパンと同じ様に、僕の心を、穏やかなにしてくれそう。箱星に、いつでも歌ってもらえる能力とか?
「草壁は?」
田中に急かされる。
「えっ、あー瞬間移動的な。朝とか、寝坊しても遅刻しないし」
適当に答えた。
「津田も草壁も、時短の能力者になりたいのか」
時短…そう言われると…
「かっこ悪いね」
僕は、自分で言って恥ずかしくなった。
箱星は
「時間で言うなら」
「別に、時間の能力に縛った覚えは無い」
田中の声は、箱星の耳には、なぜか届かない。
「時間を止める能力の方がいいかな」
「止めてどうするんだ?」
箱星は、僕を見つめる
…なに?
「触っていい?」
と聞いてきた
えっ?何を?
「いいけど、なに」
僕が答え終わる前に、箱星の長い指が僕の頬を押した。
大きな瞳を細くして、微笑む
「触りたかったんだ。やっぱり、フワモチ」
僕の顔は、一気に真っ赤になった。
僕は、一歩下がって、箱星の手から離れた。
「そうかな…」
「時間を止める能力があれば、こうして温に、自由に触れることができる」
顔が熱い。
「なんだよそれ。エロエロエロじゃん」
と、田中が笑いにした。
「何だよ!エロエロエロって」
僕は平常心を装って、田中にツッコんだ。
駄々をこねる田中を、津田がなだめる。
「仕方ないよ、2人は僕たちとは違うじゃん」
「津田、田中。別に僕は、ギリギリ載っただけだし」
中間テストの結果
100位までが、昇降口の掲示板に、貼り出されていた。
僕は98、箱星は
「いいよな〜顔も良くて、頭もいいなんて!俺も1位取ってみたいぃ」
田中が、箱星に、にじり寄る。
「なんで、寄って来るんだよ!1位取りたきゃ勉強しろ!」
「それが、難しいんじゃん」
「朝から文句多いな」
箱星は、ウンザリした様子で僕の席に座った。
そして、僕の机の中をガサゴソして、筆箱を出した。
「これ、入れとく。好きだよね?」
これとは…小さなウサギの形をした消しゴム
カワイイ。
「いいの?ありがと」
こういう可愛いのが好きって、箱星に話したこと、あったかな?
僕の考えてることが、箱星には、わかったようで、
「温のこと、ずっと見てるから。見てたらわかる」
ずっと…僕を。
自分の耳が、赤くなっていくのが分かった。
「透視能力?」
津田が呟く。
それにのっかる田中
「津田、箱星が能力者であることは、明白だ。全てを持ち、全てを読み取る男、だからな」
「誰がだよ」
箱星がツッコむ
「俺も能力者になりたい〜」
「だから違うって!」
「なあなあ、どんな能力でも持てるとしたら、何が欲しい?」
田中は、少年のような目で3人を見渡した。
こういう時にすぐに答えるのは、やっぱり長い付き合いの津田。
「俺は、どこでもドアがいい」
だけど、そう。こうやって初っ端から、ずらしてくる。
「津田、それって自分の能力じゃないよ」
「そう?じゃあ草壁君は?」
「僕は…」
ふと、箱星の歌声を聞きたいと思った。
ショパンと同じ様に、僕の心を、穏やかなにしてくれそう。箱星に、いつでも歌ってもらえる能力とか?
「草壁は?」
田中に急かされる。
「えっ、あー瞬間移動的な。朝とか、寝坊しても遅刻しないし」
適当に答えた。
「津田も草壁も、時短の能力者になりたいのか」
時短…そう言われると…
「かっこ悪いね」
僕は、自分で言って恥ずかしくなった。
箱星は
「時間で言うなら」
「別に、時間の能力に縛った覚えは無い」
田中の声は、箱星の耳には、なぜか届かない。
「時間を止める能力の方がいいかな」
「止めてどうするんだ?」
箱星は、僕を見つめる
…なに?
「触っていい?」
と聞いてきた
えっ?何を?
「いいけど、なに」
僕が答え終わる前に、箱星の長い指が僕の頬を押した。
大きな瞳を細くして、微笑む
「触りたかったんだ。やっぱり、フワモチ」
僕の顔は、一気に真っ赤になった。
僕は、一歩下がって、箱星の手から離れた。
「そうかな…」
「時間を止める能力があれば、こうして温に、自由に触れることができる」
顔が熱い。
「なんだよそれ。エロエロエロじゃん」
と、田中が笑いにした。
「何だよ!エロエロエロって」
僕は平常心を装って、田中にツッコんだ。


