「温、昨日の夜は、何してた?」
バタつく朝の教室。
遊は、僕の隣でひざまずき、机に顎をのせる。
なんで、こんなにカッコいいんだ。
キラキラ?ピカピカ?ビカビカ?僕はまだ、遊が出すオーラに、あう擬音を、見つけられていない。
遊が僕の、家での様子を聞いてくる。
これは最近の、朝の恒例。
「あの、毎朝、同じで申し訳ないんだけど」
「また、豆皿さんのYouTube見てたの?」
「うん、昨日はラジオ。週一回更新されるから」
遊は伏し目がちになり
「ふーん、ほんとに好きなんだね」
と呟く
「…うん」
僕は、遊に豆皿さんの話をするのが、好きではない。
どことなく、遊が、悲しそうな顔をするから。
田中や津田に嫉妬するって言ってたけど、まさか、豆皿さんにも…いやいや、豆皿さんは芸能人だし。てゆーか、あの嫉妬の話も、きっと冗談だろう。ここで真に受けて、僕が友達、親友以上を求めると、この関係は崩れる。
またぼっちに逆戻り。絶対に同じ失敗はしない。
「温、聞いてる?」
「あっごめん」
「また、何かに、ツッコんでた?」
「ツッコんでないよ〜」
遊は、大袈裟に疑いの目をむけながら、話の続きを始めた。
「温のお笑い以外で、好きな物って何?」
「僕の…なんでもいいの?」
「もちろん」
頭の中の、ほとんどが、お笑いと遊。残りが家族と、微量の田中と津田
僕の好きな物…
昨日もラジオを聞きながら、空をぼーっと見てた、だけだし…
「あっ、星のない空」
「星のない空?星が好きは、よく聞くけど、逆?」
「うん。昨日も空には星が無くて、いいなーって思ってた」
「ちなみに何が?」
「上手く説明が出来ないけど、重い掛け布団に似てる感じ。
ぐーって宇宙に圧迫されてる気がして。」
「掛け布団?」
遊は不思議な顔をしてる。
全然、伝わってない!
「空が、近くに感じて、いつもより狭いんだけど、いつもより散らかって無い気がして、落ち着く。みたいな…わかる?」
僕は、遊に伝われーっとテレパシーを送る。
でも
「わからない」
半笑いの遊。
だよな…僕も諦めの笑みを浮かべる。
「分からないけど、俺も、今から、星のない空も、重い掛け布団も好き」
「いや、無理しなくていいよ」
「無理なんてしてないよ。好きなんだよね、温の好きな物は…全部」
真っすぐな遊の瞳は、星のない空に似てる。
強靭な強い眼差しに、程よい窮屈さを感じる。
バタつく朝の教室。
遊は、僕の隣でひざまずき、机に顎をのせる。
なんで、こんなにカッコいいんだ。
キラキラ?ピカピカ?ビカビカ?僕はまだ、遊が出すオーラに、あう擬音を、見つけられていない。
遊が僕の、家での様子を聞いてくる。
これは最近の、朝の恒例。
「あの、毎朝、同じで申し訳ないんだけど」
「また、豆皿さんのYouTube見てたの?」
「うん、昨日はラジオ。週一回更新されるから」
遊は伏し目がちになり
「ふーん、ほんとに好きなんだね」
と呟く
「…うん」
僕は、遊に豆皿さんの話をするのが、好きではない。
どことなく、遊が、悲しそうな顔をするから。
田中や津田に嫉妬するって言ってたけど、まさか、豆皿さんにも…いやいや、豆皿さんは芸能人だし。てゆーか、あの嫉妬の話も、きっと冗談だろう。ここで真に受けて、僕が友達、親友以上を求めると、この関係は崩れる。
またぼっちに逆戻り。絶対に同じ失敗はしない。
「温、聞いてる?」
「あっごめん」
「また、何かに、ツッコんでた?」
「ツッコんでないよ〜」
遊は、大袈裟に疑いの目をむけながら、話の続きを始めた。
「温のお笑い以外で、好きな物って何?」
「僕の…なんでもいいの?」
「もちろん」
頭の中の、ほとんどが、お笑いと遊。残りが家族と、微量の田中と津田
僕の好きな物…
昨日もラジオを聞きながら、空をぼーっと見てた、だけだし…
「あっ、星のない空」
「星のない空?星が好きは、よく聞くけど、逆?」
「うん。昨日も空には星が無くて、いいなーって思ってた」
「ちなみに何が?」
「上手く説明が出来ないけど、重い掛け布団に似てる感じ。
ぐーって宇宙に圧迫されてる気がして。」
「掛け布団?」
遊は不思議な顔をしてる。
全然、伝わってない!
「空が、近くに感じて、いつもより狭いんだけど、いつもより散らかって無い気がして、落ち着く。みたいな…わかる?」
僕は、遊に伝われーっとテレパシーを送る。
でも
「わからない」
半笑いの遊。
だよな…僕も諦めの笑みを浮かべる。
「分からないけど、俺も、今から、星のない空も、重い掛け布団も好き」
「いや、無理しなくていいよ」
「無理なんてしてないよ。好きなんだよね、温の好きな物は…全部」
真っすぐな遊の瞳は、星のない空に似てる。
強靭な強い眼差しに、程よい窮屈さを感じる。


