浜辺からの帰り道、いつも通りかかる喫茶店の前に差し掛かった。夕時の生暖かい風が辺りの景色をなぞって、“喫茶ユウヒ”と書かれた看板が音を立てながら揺れる。
せっかくだし、入ってみようか。実は以前からこの喫茶店がうっすらと気になっていたのだ。まず何気なく店の外観を視線でなぞった。店の前に設置されている、店員さんの手書きと思われるメニュー表にはフレンチトーストやナポリタンなど馴染みのあるメニューの名前が所狭しと並んでおり、端には手書き感溢れる猫のイラストがちょこんと顔を覗かせている。二階は居住できるスペースになっているのか、ベランダに黒猫が寝ていたり、洗濯物が干してあったりと生活の痕跡が見て取れる。昔ながらの喫茶店といった景観の店だ。
少し躊躇してから満を持して入り口の扉を開ける。チリンチリンというベルの音が店員さんに入店の合図を知らせた。目の前に広がる内装は温かみのある暖色を基調としたライトや装飾で彩られていて、店内は奥行きのある広い空間だ。
一通り店内を見回したところで、黒い髪をたなびかせたお姉さんが厨房から顔を出して私の方へ駆け寄ってきた。
一目見て、素直に綺麗な人だなと思った。彼女の服装は白いTシャツにジーンズ、それに店用のエプロンを重ねたシンプルな服装だ。でもそれによって魅力が損なわれているとは一切感じない。むしろ飾り気がないからこそ、彼女本来の綺麗さが際立っているような気がする。
「いらっしゃいませ。一名様でよろしいですか?」
「あ、一人です」
何事にも動じなさそうな凛とした鋭い眼差しが私を貫く。店員さんのあまりに威風堂々とした佇まいに気圧されて少し返事をするまでに間が空いてしまった。
「………っていうか君、浜辺で倒れてた子でしょ。あの後無事に帰れたんだね。今は元気そうでよかった」
「あれ?もしかして救急車を呼んでくれたのって………」
「あー、そう。私」
そう言って、切れ長な目の端をわずかに緩ませてふっと笑った。途端にそれまで硬かった表情が柔らかくなったように見えた。それにしても、まさかこの場所でもう一人の恩人に出会うなんて思ってもみなかった。
「それじゃあこっちにどうぞ。お冷とお手拭きはすぐ持ってくるからちょっと待ってて」
お姉さんに案内された通り、四人掛けのテーブル席に腰を下ろす。きっと店内が空いていることを考慮して、より落ち着いて過ごせるよう広い席に座らせてくれたのだろう。クールな第一印象故に少し怖いイメージを持ってしまっていたけど、実際はそれに反して内面は柔らかくて温かい人なのかもしれない。
座り心地を整えてからそっと息を吐き、改めて店内の様子を見渡す。昼食にもティータイムにも微妙な時間帯ともあって、店内に座っているのは友達同士であろう二人組と私と同じような一人客が数人ほどといった様子で、お客さんの姿はまばらだ。
壁の上部に設置されているスピーカーからはゆったりとしたジャズが流れていて、思わず睡魔に吸い込まれてしまいそうになる。
そうして店内に視線を巡らせていると、一番端のテーブル席に座ってノートや参考書を広げている学ラン姿の男の子と一瞬視線が交わった。ただ偶然視線がぶつかり合っただけだけれど、なんだかバツが悪くて目が合った瞬間に逸らした。
「なーに、見てんの?」
お冷とお手拭きを手に持ったお姉さんが突然背後から現れたかと思えば、興味津々といった様子でいたずらっぽい笑みを浮かべながら問いかけてきた。
「ふふっ、多分お姉さんが考えてるような意味はないですよ。ただ偶々目が合っただけです」
軽い冗談をさらりと受け流す。お姉さんの意味ありげな笑みを見る限り、きっと次に発そうとしていた言葉は“一目惚れしちゃった?”みたいな言葉に違いない。ドライに見えて、意外と恋愛脳な人なのかもしれない。
その時、静かな店内に呼び鈴の音が鳴り響いた。客の誰かが店員さんを呼んでいるようだけど、周囲を見渡す限り、今店員はお姉さん一人しかいないみたいだ。
「ソラくん!この子の注文とっといて」
お姉さんはさっき目が合った男の子に向かって端的な言葉を残してから、目の前のテーブルに伝票用紙やクリップボード、ボールペンを置いてそそくさと厨房に戻っていった。
ソラくんと呼ばれたその男の子はお姉さんの声にすぐに応じて、私の席の方へ近づいてきた。店員さんには見えない服装だけど、もしかすると普段はここで働いている人なのかもしれない。
「注文、何にします?俺のおすすめはここのホットケーキです」
テーブルの上に広がっていたメニュー表を指差しながら、その男の子……ソラくんはこちらをじっと見据えた。少し長めな前髪の隙間から覗く赤い瞳は不思議な魅力を放っていて、思わず吸い込まれてしまいそうになる。
「えっと、じゃあホットの紅茶とそのホットケーキのセットで」
「了解。注文は以上ですか?」
「あ、ちょっと待ってください。襟がめくれてる…………」
彼が着ている学ランの襟が折れているのに気がついて、何も考えずに手を伸ばした。それがどれだけ無神経な行動かも知らずに。
「急に、なにして……っ!」
ソラくんは何かを警戒するような表情をして、私の手を思いきり叩いた。男性特有の骨ばった手で叩き落されたものだから、肌には少しの痛みが残った。
「す、すみません。突然触っちゃったりして。びっくりしましたよね」
「いや、全然大丈夫ですよ。僕、人に触られるのに慣れてなくてつい止めちゃっただけなんで。こっちこそすいません、叩いちゃって」
ソラくんは申し訳なさそうに表情を曇らせた。急に触れようとした私が悪いのに自分からも謝ってくれるなんて、本当に純粋でいい人なのだろう。
「それと、僕に対してはタメ口で全然大丈夫っすよ。こっちも敬語解いちゃっていいですか?」
「あ、じゃあ敬語やめるね。もちろん、ソラくんも敬語じゃなくて大丈夫だよ」
そう返すと、ソラくんは笑顔を浮かべた。その笑顔の裏に影が落ちているように見えたのは、ただの見間違いなのだろうか。
「あ、自分からおすすめしといてアレだけど、パンケーキは結構時間かかるんで覚悟しといて」
そう告げるなり、ソラくんはお姉さんがいる厨房の方へ歩いていった。しばらくすると、厨房の方からホットケーキの優しい香りが漂ってきた。甘くて柔らかくて、夢見心地のような香りに期待が膨らんでいく。
それから数分もしないうちに厨房からお姉さんが姿を現した。
「おまたせ。食べたら感想もらってもいい?アンケート的な感じで」
「もちろんです。食べ終わったらまた呼び鈴で呼びますね」
「その必要はないよ。終わるまでここにいるし」
あっけらかんとした表情でそう言った。パンケーキと紅茶をテーブルの上に乗せると、お姉さんは向かい側の席に腰を下ろした。
「で、でも他のお客さんもいますし……今はお姉さんしか店員さんいないんですよね?」
「そうだね。まぁ、呼ばれれば動くから安心して」
そんなお姉さんの言葉に根負けして、そっと頷いた。
いただきます、と小さく呟いてフォークに手を伸ばす。ホットケーキをナイフで切り分けて、溶けかけているバターを絡めながらその中の一つを口に運ぶ。じわっと口の中に広がるバターの塩気とホットケーキの優しい甘みが重なり合って、温もりの滲む一つの味へと帰着する。それがたまらなく美味しい。
その間もお姉さんは頬杖をついたまま私に視線を注いでいて、なんだか居心地が悪い。
「あの、ずっと私のこと見てる感じなんですか……?」
ホットケーキを飲み込んでから、おずおずと話を切り出す。視界の端では、とろけたバターがホットケーキの上から皿に滑り落ちていくのが見えた。
「え?あぁ、ごめん。食べづらいよね」
お姉さんはすぐにハッとした表情を浮かべて、視線を逸らした。ようやくこれで落ち着いて食べられる、と胸を撫で下ろす。
「美味しそうに食べてるとこ、可愛いなと思って。つい見てた」
お姉さんの言葉で頬が紅潮して熱くなるのが分かった。私の場合、女性は恋愛対象じゃないから鼓動が速くなる理由なんてないのに。
顔色一つ変えることなくこんなセリフを口にできてしまうなんて、お姉さんはずるい。
「あれ、顔赤いよ。具合悪い?」
お姉さんはスッと手をこちらに伸ばしてきたかと思えば、私の頬にそっと触れた。その行動によって余計に顔が熱くなる。きっと体温を確かめようとしているんだろうけど、私にとってはむしろ鼓動の高まりが悪化する原因になっている。
「はーい、そこまで。ユウさん、距離近すぎです。相手の人、困ってるじゃないですか」
そう言いながらソラくんはお姉さんの手を下ろした。やっと心臓の鼓動が落ち着きを取り戻し始めたと同時に、お姉さんの名前をようやく知れたことに気がついた。
「あ、お姉さんはユウさんって言うんですね。漢字はどう書くんですか?」
「優しいって書いてユウって読むの。ちなみにソラくんは想うに良いで想良ね。君は?まだ名前聞いてなかったよね」
「私は東雲凪桜です。凪に桜って書いてなぎさって読みます」
「じゃあ、これからよろしくね。凪桜ちゃん」
そんな会話を交わす私たちのそばでは、紅茶から立つ湯気が空気と混ざり合って溶けていた。怒号も舌打ちもないその穏やかな光景は、私にとってどこまでも温かいものだった。
せっかくだし、入ってみようか。実は以前からこの喫茶店がうっすらと気になっていたのだ。まず何気なく店の外観を視線でなぞった。店の前に設置されている、店員さんの手書きと思われるメニュー表にはフレンチトーストやナポリタンなど馴染みのあるメニューの名前が所狭しと並んでおり、端には手書き感溢れる猫のイラストがちょこんと顔を覗かせている。二階は居住できるスペースになっているのか、ベランダに黒猫が寝ていたり、洗濯物が干してあったりと生活の痕跡が見て取れる。昔ながらの喫茶店といった景観の店だ。
少し躊躇してから満を持して入り口の扉を開ける。チリンチリンというベルの音が店員さんに入店の合図を知らせた。目の前に広がる内装は温かみのある暖色を基調としたライトや装飾で彩られていて、店内は奥行きのある広い空間だ。
一通り店内を見回したところで、黒い髪をたなびかせたお姉さんが厨房から顔を出して私の方へ駆け寄ってきた。
一目見て、素直に綺麗な人だなと思った。彼女の服装は白いTシャツにジーンズ、それに店用のエプロンを重ねたシンプルな服装だ。でもそれによって魅力が損なわれているとは一切感じない。むしろ飾り気がないからこそ、彼女本来の綺麗さが際立っているような気がする。
「いらっしゃいませ。一名様でよろしいですか?」
「あ、一人です」
何事にも動じなさそうな凛とした鋭い眼差しが私を貫く。店員さんのあまりに威風堂々とした佇まいに気圧されて少し返事をするまでに間が空いてしまった。
「………っていうか君、浜辺で倒れてた子でしょ。あの後無事に帰れたんだね。今は元気そうでよかった」
「あれ?もしかして救急車を呼んでくれたのって………」
「あー、そう。私」
そう言って、切れ長な目の端をわずかに緩ませてふっと笑った。途端にそれまで硬かった表情が柔らかくなったように見えた。それにしても、まさかこの場所でもう一人の恩人に出会うなんて思ってもみなかった。
「それじゃあこっちにどうぞ。お冷とお手拭きはすぐ持ってくるからちょっと待ってて」
お姉さんに案内された通り、四人掛けのテーブル席に腰を下ろす。きっと店内が空いていることを考慮して、より落ち着いて過ごせるよう広い席に座らせてくれたのだろう。クールな第一印象故に少し怖いイメージを持ってしまっていたけど、実際はそれに反して内面は柔らかくて温かい人なのかもしれない。
座り心地を整えてからそっと息を吐き、改めて店内の様子を見渡す。昼食にもティータイムにも微妙な時間帯ともあって、店内に座っているのは友達同士であろう二人組と私と同じような一人客が数人ほどといった様子で、お客さんの姿はまばらだ。
壁の上部に設置されているスピーカーからはゆったりとしたジャズが流れていて、思わず睡魔に吸い込まれてしまいそうになる。
そうして店内に視線を巡らせていると、一番端のテーブル席に座ってノートや参考書を広げている学ラン姿の男の子と一瞬視線が交わった。ただ偶然視線がぶつかり合っただけだけれど、なんだかバツが悪くて目が合った瞬間に逸らした。
「なーに、見てんの?」
お冷とお手拭きを手に持ったお姉さんが突然背後から現れたかと思えば、興味津々といった様子でいたずらっぽい笑みを浮かべながら問いかけてきた。
「ふふっ、多分お姉さんが考えてるような意味はないですよ。ただ偶々目が合っただけです」
軽い冗談をさらりと受け流す。お姉さんの意味ありげな笑みを見る限り、きっと次に発そうとしていた言葉は“一目惚れしちゃった?”みたいな言葉に違いない。ドライに見えて、意外と恋愛脳な人なのかもしれない。
その時、静かな店内に呼び鈴の音が鳴り響いた。客の誰かが店員さんを呼んでいるようだけど、周囲を見渡す限り、今店員はお姉さん一人しかいないみたいだ。
「ソラくん!この子の注文とっといて」
お姉さんはさっき目が合った男の子に向かって端的な言葉を残してから、目の前のテーブルに伝票用紙やクリップボード、ボールペンを置いてそそくさと厨房に戻っていった。
ソラくんと呼ばれたその男の子はお姉さんの声にすぐに応じて、私の席の方へ近づいてきた。店員さんには見えない服装だけど、もしかすると普段はここで働いている人なのかもしれない。
「注文、何にします?俺のおすすめはここのホットケーキです」
テーブルの上に広がっていたメニュー表を指差しながら、その男の子……ソラくんはこちらをじっと見据えた。少し長めな前髪の隙間から覗く赤い瞳は不思議な魅力を放っていて、思わず吸い込まれてしまいそうになる。
「えっと、じゃあホットの紅茶とそのホットケーキのセットで」
「了解。注文は以上ですか?」
「あ、ちょっと待ってください。襟がめくれてる…………」
彼が着ている学ランの襟が折れているのに気がついて、何も考えずに手を伸ばした。それがどれだけ無神経な行動かも知らずに。
「急に、なにして……っ!」
ソラくんは何かを警戒するような表情をして、私の手を思いきり叩いた。男性特有の骨ばった手で叩き落されたものだから、肌には少しの痛みが残った。
「す、すみません。突然触っちゃったりして。びっくりしましたよね」
「いや、全然大丈夫ですよ。僕、人に触られるのに慣れてなくてつい止めちゃっただけなんで。こっちこそすいません、叩いちゃって」
ソラくんは申し訳なさそうに表情を曇らせた。急に触れようとした私が悪いのに自分からも謝ってくれるなんて、本当に純粋でいい人なのだろう。
「それと、僕に対してはタメ口で全然大丈夫っすよ。こっちも敬語解いちゃっていいですか?」
「あ、じゃあ敬語やめるね。もちろん、ソラくんも敬語じゃなくて大丈夫だよ」
そう返すと、ソラくんは笑顔を浮かべた。その笑顔の裏に影が落ちているように見えたのは、ただの見間違いなのだろうか。
「あ、自分からおすすめしといてアレだけど、パンケーキは結構時間かかるんで覚悟しといて」
そう告げるなり、ソラくんはお姉さんがいる厨房の方へ歩いていった。しばらくすると、厨房の方からホットケーキの優しい香りが漂ってきた。甘くて柔らかくて、夢見心地のような香りに期待が膨らんでいく。
それから数分もしないうちに厨房からお姉さんが姿を現した。
「おまたせ。食べたら感想もらってもいい?アンケート的な感じで」
「もちろんです。食べ終わったらまた呼び鈴で呼びますね」
「その必要はないよ。終わるまでここにいるし」
あっけらかんとした表情でそう言った。パンケーキと紅茶をテーブルの上に乗せると、お姉さんは向かい側の席に腰を下ろした。
「で、でも他のお客さんもいますし……今はお姉さんしか店員さんいないんですよね?」
「そうだね。まぁ、呼ばれれば動くから安心して」
そんなお姉さんの言葉に根負けして、そっと頷いた。
いただきます、と小さく呟いてフォークに手を伸ばす。ホットケーキをナイフで切り分けて、溶けかけているバターを絡めながらその中の一つを口に運ぶ。じわっと口の中に広がるバターの塩気とホットケーキの優しい甘みが重なり合って、温もりの滲む一つの味へと帰着する。それがたまらなく美味しい。
その間もお姉さんは頬杖をついたまま私に視線を注いでいて、なんだか居心地が悪い。
「あの、ずっと私のこと見てる感じなんですか……?」
ホットケーキを飲み込んでから、おずおずと話を切り出す。視界の端では、とろけたバターがホットケーキの上から皿に滑り落ちていくのが見えた。
「え?あぁ、ごめん。食べづらいよね」
お姉さんはすぐにハッとした表情を浮かべて、視線を逸らした。ようやくこれで落ち着いて食べられる、と胸を撫で下ろす。
「美味しそうに食べてるとこ、可愛いなと思って。つい見てた」
お姉さんの言葉で頬が紅潮して熱くなるのが分かった。私の場合、女性は恋愛対象じゃないから鼓動が速くなる理由なんてないのに。
顔色一つ変えることなくこんなセリフを口にできてしまうなんて、お姉さんはずるい。
「あれ、顔赤いよ。具合悪い?」
お姉さんはスッと手をこちらに伸ばしてきたかと思えば、私の頬にそっと触れた。その行動によって余計に顔が熱くなる。きっと体温を確かめようとしているんだろうけど、私にとってはむしろ鼓動の高まりが悪化する原因になっている。
「はーい、そこまで。ユウさん、距離近すぎです。相手の人、困ってるじゃないですか」
そう言いながらソラくんはお姉さんの手を下ろした。やっと心臓の鼓動が落ち着きを取り戻し始めたと同時に、お姉さんの名前をようやく知れたことに気がついた。
「あ、お姉さんはユウさんって言うんですね。漢字はどう書くんですか?」
「優しいって書いてユウって読むの。ちなみにソラくんは想うに良いで想良ね。君は?まだ名前聞いてなかったよね」
「私は東雲凪桜です。凪に桜って書いてなぎさって読みます」
「じゃあ、これからよろしくね。凪桜ちゃん」
そんな会話を交わす私たちのそばでは、紅茶から立つ湯気が空気と混ざり合って溶けていた。怒号も舌打ちもないその穏やかな光景は、私にとってどこまでも温かいものだった。
