4人でいられたはずなのに

ミステリー

4人でいられたはずなのに
作品番号
1791729
最終更新
2026/09/12
総文字数
6,968
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
いいね数
0
ずっと、4人でいられると思っていた。
放課後の教室。
くだらないことで笑って、写真を撮って、
卒業してもずっと友達でいようって約束した。

茉白、栞奈、緋莉、映美。

性格も好きなものも違う4人だったけれど、
一緒にいる時間だけは、何にも代えられなかった。

――あの日までは。

「せーので、好きな人言わない?」

ほんの軽い気持ちで始まった恋の話。

けれど、4人の口から出た名前は同じだった。

桐谷琉生。

たった一人の男の子を、
4人全員が好きになってしまった。

「誰が選ばれても恨まない」

そう約束したはずだった。

なのに。

小さな嘘。
抜け駆け。
嫉妬。
疑い。

昨日まで大好きだった友達の笑顔が、
少しずつ怖くなっていく。

好きだから、幸せになってほしい。

好きだから、想いを伝えたい。

好きだから、選ばれたい。

そして――

好きだから、誰にも渡したくない。

同じ「好き」だったはずなのに、
4人の恋は少しずつ違う形へ変わっていく。

文化祭まで、あと少し。

あの頃の私たちは、まだ知らなかった。

恋が終わるよりもずっと怖いのは、
大切だった友情まで壊れてしまうことだということを。

――私たちは、4人でいられたはずなのに。
あらすじ
ずっと4人でいられると思っていた。茉白、栞奈、緋莉、映美はいつも一緒の親友同士。ところが、4人全員が同じ男子・琉生に恋をしたことで、友情に小さな亀裂が生まれる。抜け駆け、嘘、嫉妬、疑い――。「誰が選ばれても恨まない」そう約束したはずなのに。文化祭が近づくほど、少女たちの「好き」は歪み始める。あの日、恋さえしなければ――4人でいられたはずなのに。

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