⚠️R15 刺激的な描写が続きます。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「――風太は、指先を
こうされるのが好きなんですか?」
指先から手首まで
一気に唇を滑らせる。
ピクッ……ピクッ……と
握った手首から伝わる反応。
比例して風太の吐息も
浅く短く、熱くなる。
「こうされるのが好きなの、
指先だけじゃなさそうですね。」
「好きかどうかなんてっ……
――分かんねえよ。」
「うん。俺もです。
自分が、こうするのが
こんなに好きだなんて
――初めて知りました。」
「なあ、ゾンビ。」
「……ん?」
「もっと美味しいところあるぞ。」
「――え。」
「ほら……。」
風太が大きく横を向く。
顎のラインと、
鎖骨まで伸びる首筋が
露わになる。

――ドクンッ!!
体の奥が痛いほど跳ねた。
俺の体温が
みるみる上昇していく。
目も、鼻も、
熱くてたまらない。
逆上せてクラクラする。
だけど、不思議だ。
俺の視界はすごくクリアで
風太の首筋も顎のラインも、
そしてそこから漏れる吐息すらも、
ビリビリと
脳に焼き付けられていく。
少し目線をあげると、
風太も目だけで俺を見た。
ゆっくりとまばたきをするその目は、
静かな光を帯びて、俺を呼んでいる。
そっと、唇を
風太の首筋に落とす。
「ん……っ」
また二人、目線を絡ませる。
「うん、美味しいですね。」
ふ、と笑う。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
煌人が触れたところ全てが
自分の一部じゃないみたいだ。
くすぐったいのに、
ゾワゾワと身体の中を
何かが走っていく。
俺は、
このまま、
――溺れてしまうかもしれない。
「煌人……もっと……
もっと、近づきたいよ。」
――カプッ!!
突然、煌人が
俺の首筋に噛み付いた。
「いてっ!」
咄嗟に、煌人の頭ごと
首から引き離してしまった。
嫌じゃなかった。
ちょっと、驚いたんだ。
「ビックリした……。
お前、ヴァンパイアモードなの?
それに、俺には痛いことはしないって
いつもあんなに言ってるくせに。
急に噛み付くなんてひどいじゃん。
どうかしてるぜ?」
ペラペラとよく動く口を
俺が持ってたことにも驚く。
しかし、止まらない。
「それにさ、お前さ、
ムードぶち壊してさ……」
グイッ。
煌人の長い指が俺の頬を掴む。
「しー……っ。黙って。」
「え?」
黒い瞳がマジだ。
ムードぶち壊しは俺か!!
やっちまった。
「ご、ごめん……。あの、ごめん。」
「風太はそのまんまでいいんですよ。」
すっと、視界が陰る。
次の瞬間には
俺は煌人の温かさを直に感じていた。
え?
これ、煌人からの……
考える間もなく、
煌人の唇が
俺を小さく甘く噛んでくる。
右から。
左から。
それに、時々、
……食べてる。
その度に
湿った音が聴こえるんだ。
きっとこの音は
俺たちにしか聴こえない。
耳の奥が
しびれる。
息付く間もなく、
俺に注がれる熱さに
窒息しそうだ。
俺は上を向いてるのか?
それとも横か?
もしかして俺がこうしてる?
「……っ……んっ……」
苦しい。
だけど、ふわふわと
自然と笑みがこぼれてしまう。
煌人が俺を吸いながら
ゆっくりと唇を離す。
「はぁっ……はぁっ……」
「はあ、はあ、はあ……」
さっきの湿った音もいいけど、
重なり響く荒い呼吸も
たまらなく、いい。
「き……らと、
超……気持ちいいんだけど。」
うっとりと
俺を見下ろしていた
煌人の瞳がぐんと黒くなる。
睨むように、
また、俺を捕らえる。
「風太……いい?」
ん?
いい、とは?
「え、ダメ。」
うっかりと条件反射で
NOと言ってしまった俺は
――バカだ。
煌人が少し驚いた顔をしてる。
すぐまた、
親指の腹で
優しく俺の頬を
撫でる。
「風太、もっと、いいですか?」
その“もっと”が
俺にはよく分からん。
でもさ。
煌人がくれる、
“いい?”の先を知りたいな。
「……うん。
もっと“いい”よ。」
グンッと音がしたような気がした。
煌人の真っ黒な瞳が
猫みたいに、丸く大きく
俺を包み込む。
――グッ……
「んっ……!」
なんだよ、
ちょっと強めのキスじゃん。
ふふん、驚かせんなよな。
二人、呼吸を合わせて
お互いの形を覚えるキス。
これはこれで
俺は最高に気持ちいい。
ふいに、
顎をぐっと押される。
ふっと、俺の口が微かに開く。
……カプッ。
覆うように噛みつかれる。
スルッ……
――えっ。
何か、何か、
何か、何か、何かーーーー!?
入ってきたぞ!?
「んん!?」
煌人の肩を掴む。
押しのけようと力を入れる。
その手を煌人が掴む。
ぐぐぐ……
――パタ。
あっさり敗北。
俺の舌が
煌人に転がされてる……
逃れたと思ったら
また絡みつく。
マジか。
なんだこれは。
俺、このまま死んでもいいや。
「ふっ……んんっ……ゴクッ……」
ズズッ……
俺を吸いながら
煌人が離れていく。
薄く開いた俺の視界に
黒い瞳が入ってくる。
凶暴なようで、
優しくて。
噛みつかれそうで、
守られてる。
やっとの思いで絞り出す。
「……お前……俺に、何したの。」
「キスですけど。」
「キスって、こんなことすんの。」
「恋人同士は。」
「恋人――。」
「うん。恋人、です。」
「ふっ……、そか。」
「俺、今すごく幸せです。」
「なあ、煌人、俺、ヤバい。
このままだとおさまんないよ。」
「俺も、です。」
「もっと、しよ?」
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「――風太は、指先を
こうされるのが好きなんですか?」
指先から手首まで
一気に唇を滑らせる。
ピクッ……ピクッ……と
握った手首から伝わる反応。
比例して風太の吐息も
浅く短く、熱くなる。
「こうされるのが好きなの、
指先だけじゃなさそうですね。」
「好きかどうかなんてっ……
――分かんねえよ。」
「うん。俺もです。
自分が、こうするのが
こんなに好きだなんて
――初めて知りました。」
「なあ、ゾンビ。」
「……ん?」
「もっと美味しいところあるぞ。」
「――え。」
「ほら……。」
風太が大きく横を向く。
顎のラインと、
鎖骨まで伸びる首筋が
露わになる。

――ドクンッ!!
体の奥が痛いほど跳ねた。
俺の体温が
みるみる上昇していく。
目も、鼻も、
熱くてたまらない。
逆上せてクラクラする。
だけど、不思議だ。
俺の視界はすごくクリアで
風太の首筋も顎のラインも、
そしてそこから漏れる吐息すらも、
ビリビリと
脳に焼き付けられていく。
少し目線をあげると、
風太も目だけで俺を見た。
ゆっくりとまばたきをするその目は、
静かな光を帯びて、俺を呼んでいる。
そっと、唇を
風太の首筋に落とす。
「ん……っ」
また二人、目線を絡ませる。
「うん、美味しいですね。」
ふ、と笑う。
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煌人が触れたところ全てが
自分の一部じゃないみたいだ。
くすぐったいのに、
ゾワゾワと身体の中を
何かが走っていく。
俺は、
このまま、
――溺れてしまうかもしれない。
「煌人……もっと……
もっと、近づきたいよ。」
――カプッ!!
突然、煌人が
俺の首筋に噛み付いた。
「いてっ!」
咄嗟に、煌人の頭ごと
首から引き離してしまった。
嫌じゃなかった。
ちょっと、驚いたんだ。
「ビックリした……。
お前、ヴァンパイアモードなの?
それに、俺には痛いことはしないって
いつもあんなに言ってるくせに。
急に噛み付くなんてひどいじゃん。
どうかしてるぜ?」
ペラペラとよく動く口を
俺が持ってたことにも驚く。
しかし、止まらない。
「それにさ、お前さ、
ムードぶち壊してさ……」
グイッ。
煌人の長い指が俺の頬を掴む。
「しー……っ。黙って。」
「え?」
黒い瞳がマジだ。
ムードぶち壊しは俺か!!
やっちまった。
「ご、ごめん……。あの、ごめん。」
「風太はそのまんまでいいんですよ。」
すっと、視界が陰る。
次の瞬間には
俺は煌人の温かさを直に感じていた。
え?
これ、煌人からの……
考える間もなく、
煌人の唇が
俺を小さく甘く噛んでくる。
右から。
左から。
それに、時々、
……食べてる。
その度に
湿った音が聴こえるんだ。
きっとこの音は
俺たちにしか聴こえない。
耳の奥が
しびれる。
息付く間もなく、
俺に注がれる熱さに
窒息しそうだ。
俺は上を向いてるのか?
それとも横か?
もしかして俺がこうしてる?
「……っ……んっ……」
苦しい。
だけど、ふわふわと
自然と笑みがこぼれてしまう。
煌人が俺を吸いながら
ゆっくりと唇を離す。
「はぁっ……はぁっ……」
「はあ、はあ、はあ……」
さっきの湿った音もいいけど、
重なり響く荒い呼吸も
たまらなく、いい。
「き……らと、
超……気持ちいいんだけど。」
うっとりと
俺を見下ろしていた
煌人の瞳がぐんと黒くなる。
睨むように、
また、俺を捕らえる。
「風太……いい?」
ん?
いい、とは?
「え、ダメ。」
うっかりと条件反射で
NOと言ってしまった俺は
――バカだ。
煌人が少し驚いた顔をしてる。
すぐまた、
親指の腹で
優しく俺の頬を
撫でる。
「風太、もっと、いいですか?」
その“もっと”が
俺にはよく分からん。
でもさ。
煌人がくれる、
“いい?”の先を知りたいな。
「……うん。
もっと“いい”よ。」
グンッと音がしたような気がした。
煌人の真っ黒な瞳が
猫みたいに、丸く大きく
俺を包み込む。
――グッ……
「んっ……!」
なんだよ、
ちょっと強めのキスじゃん。
ふふん、驚かせんなよな。
二人、呼吸を合わせて
お互いの形を覚えるキス。
これはこれで
俺は最高に気持ちいい。
ふいに、
顎をぐっと押される。
ふっと、俺の口が微かに開く。
……カプッ。
覆うように噛みつかれる。
スルッ……
――えっ。
何か、何か、
何か、何か、何かーーーー!?
入ってきたぞ!?
「んん!?」
煌人の肩を掴む。
押しのけようと力を入れる。
その手を煌人が掴む。
ぐぐぐ……
――パタ。
あっさり敗北。
俺の舌が
煌人に転がされてる……
逃れたと思ったら
また絡みつく。
マジか。
なんだこれは。
俺、このまま死んでもいいや。
「ふっ……んんっ……ゴクッ……」
ズズッ……
俺を吸いながら
煌人が離れていく。
薄く開いた俺の視界に
黒い瞳が入ってくる。
凶暴なようで、
優しくて。
噛みつかれそうで、
守られてる。
やっとの思いで絞り出す。
「……お前……俺に、何したの。」
「キスですけど。」
「キスって、こんなことすんの。」
「恋人同士は。」
「恋人――。」
「うん。恋人、です。」
「ふっ……、そか。」
「俺、今すごく幸せです。」
「なあ、煌人、俺、ヤバい。
このままだとおさまんないよ。」
「俺も、です。」
「もっと、しよ?」



