自分で天体観測しようと提案しておきながら、花より団子、星よりポテチ。
リクらしいな。
ソラは星を見上げながら、話し始める。
「ちょうどいい。七夕の話でもしようか」
「七夕伝説? 織姫と彦星が恋に落ちて働かなくなったから、怒った神様に引き離されちゃったっていうあれ?」
「そう。七夕の日しか会えなくなった、夫婦の話だね」
私はソラの横顔を見上げる。
「その伝承になっている、中国の七夕の日付について。日本の七夕は七月七日だけど、織姫と彦星の伝説が生まれた中国の七夕はちょうど今くらいの時期だ」
「日本と違うの?」
「旧暦を基準にしてるからね。今とは暦が違うんだ」
ソラの視線を追って、ゆっくりと夜空を見上げる。
「……そっか」
「一年に一度しか会えないのが、織姫と彦星。……でも、僕たちも似たようなものかもしれないね」
ソラは視線を私に移して、静かに言った。
「僕は、東京大学の天文学部を目指しているんだ」
リクらしいな。
ソラは星を見上げながら、話し始める。
「ちょうどいい。七夕の話でもしようか」
「七夕伝説? 織姫と彦星が恋に落ちて働かなくなったから、怒った神様に引き離されちゃったっていうあれ?」
「そう。七夕の日しか会えなくなった、夫婦の話だね」
私はソラの横顔を見上げる。
「その伝承になっている、中国の七夕の日付について。日本の七夕は七月七日だけど、織姫と彦星の伝説が生まれた中国の七夕はちょうど今くらいの時期だ」
「日本と違うの?」
「旧暦を基準にしてるからね。今とは暦が違うんだ」
ソラの視線を追って、ゆっくりと夜空を見上げる。
「……そっか」
「一年に一度しか会えないのが、織姫と彦星。……でも、僕たちも似たようなものかもしれないね」
ソラは視線を私に移して、静かに言った。
「僕は、東京大学の天文学部を目指しているんだ」



