∞8《インフィニティ・エイト》

 ループ七回目。

「よっしゃあー! また俺が一位ーー!!」

 リクの元気な声が、星野家のリビングに響く。

「またリクの勝ちー!? ちょっと強すぎない?」

 私は持っていたコントローラーをテーブルに置いて突っ伏した。

「ハッハッハ! 俺の実力ってやつだな! 手加減された上で買っても面白くないだろ」

「実力って言わないよ。最強カスタムした車体に、デフォルト車が勝てるわけないじゃないか。リクもデータ使わずにやらないと」

「そうだそうだー! リクも初期設定でやりなよ!」

 ソラがリクの頭を軽く小突く。
 私もソラに加勢する。