「俺と兄貴……ガキんとき服は色違いなだけだったろ。だから、幼稚園、小学校と進級進学しても、新しいクラスになるたびクラスメートや先生たちから間違えられるの、すごくムカついてた」
「……うん、リクは間違われるたびに、いつも怒ってたね」
「みんなが「ねぇソラくん、勉強教えて?」なんて言うんだぞ。「俺はリクだ」って答えると「じゃあやっぱいいや」って言われる。勝手に間違えたくせに、勝手に失望されるんだ」
みんなに悪気はないけれど、悪気がないからよけいリクは腹に据えかねる。
昔からソラは勉強ができたし、ソラは穏やかで人当たりがいいから、教えてほしいと言われてもイヤな顔をしない。
だからみんなソラに勉強を教わりたがる。
でもソラとリクを見分けられないから、リクに声をかける。
間違えられるたびにリクは傷ついていく。
「……うん、リクは間違われるたびに、いつも怒ってたね」
「みんなが「ねぇソラくん、勉強教えて?」なんて言うんだぞ。「俺はリクだ」って答えると「じゃあやっぱいいや」って言われる。勝手に間違えたくせに、勝手に失望されるんだ」
みんなに悪気はないけれど、悪気がないからよけいリクは腹に据えかねる。
昔からソラは勉強ができたし、ソラは穏やかで人当たりがいいから、教えてほしいと言われてもイヤな顔をしない。
だからみんなソラに勉強を教わりたがる。
でもソラとリクを見分けられないから、リクに声をかける。
間違えられるたびにリクは傷ついていく。



