いつものリクは溌剌としているのに、いまはそんな気配がない。
私の中に、同情で告白を受け入れるなんていう選択肢はなかった。
かと言って、リクのことが嫌いというわけじゃない。
迷いながら、自分がループの中で抱えている気持ちを吐き出す。
「……私、自分の気持ちわかってない。リクのこと好きか嫌いかの二択なら、好きだよ。でも、これは幼なじみとしての好き? 恋としての好きって、友だちの好きとどう違うの? 家族の好きとも、どう違うの? 違いがわかっていないのに、今すぐはっきり答えを出せなんて言われても、困るよ」
「……夏美」
友愛と恋愛、家族愛のはっきりした境目が、私にはわからなかった。
心は目に見える形がないから、大きさを測ることもできない。
私の好きは、リクとソラが望む形をしているの?
それがわからない。
すごく残酷なことを言っていると思う。
でも、ソラもリクも、きっと、明確な答えを望んでいる。
傷つけたくないのに。
どう答えるのが正解なのかわからなくて、気がついたら泣いていた。
「兄貴もなんか言えよ。兄貴だって、夏美のこと」
リクはずっと黙ったままのソラにも矛先を向ける。
「……リク。明日にはここを発たないといけないのに、急かして答えを出させるのは、夏美の気持ちを無視していて、すごく残酷なことなんだ。やっとわかった」
ソラが答えると、リクは視線を落として苦笑する。
私が明確に答えられないことで、ひどく傷ついた顔をする。
そういう顔をさせたのは私。
私の中に、同情で告白を受け入れるなんていう選択肢はなかった。
かと言って、リクのことが嫌いというわけじゃない。
迷いながら、自分がループの中で抱えている気持ちを吐き出す。
「……私、自分の気持ちわかってない。リクのこと好きか嫌いかの二択なら、好きだよ。でも、これは幼なじみとしての好き? 恋としての好きって、友だちの好きとどう違うの? 家族の好きとも、どう違うの? 違いがわかっていないのに、今すぐはっきり答えを出せなんて言われても、困るよ」
「……夏美」
友愛と恋愛、家族愛のはっきりした境目が、私にはわからなかった。
心は目に見える形がないから、大きさを測ることもできない。
私の好きは、リクとソラが望む形をしているの?
それがわからない。
すごく残酷なことを言っていると思う。
でも、ソラもリクも、きっと、明確な答えを望んでいる。
傷つけたくないのに。
どう答えるのが正解なのかわからなくて、気がついたら泣いていた。
「兄貴もなんか言えよ。兄貴だって、夏美のこと」
リクはずっと黙ったままのソラにも矛先を向ける。
「……リク。明日にはここを発たないといけないのに、急かして答えを出させるのは、夏美の気持ちを無視していて、すごく残酷なことなんだ。やっとわかった」
ソラが答えると、リクは視線を落として苦笑する。
私が明確に答えられないことで、ひどく傷ついた顔をする。
そういう顔をさせたのは私。



