∞8《インフィニティ・エイト》

 とても素敵な物語、なんだけど……。

 だんだん寒くなってきた。

 鳥肌が立って、体が震える。

 クーラー効きすぎだよ、ここ。

「飲みな」

 ソラが私にホット紅茶を差し出す。

 買ってからそんなに時間が立っていないから、紙コップはまだ温かい。

 着ていた上着も肩にかけてくれた。

 小声でお礼を言うと、ソラはいつものように穏やかに微笑む。

「ありがとう」

「どういたしまして」